飲食店におけるインバウンド対策とは? 訪日外国人の一番の目的は和食だった
最後に、一流店がどのように外国人対応を行っているのか、実例をいくつかあげていただいたのでご紹介します。
■『THE ARAKI』
ロンドンの寿司店。もともとは銀座で営業しており、過去にはミシュランガイドで三ツ星を獲得していたお店。それにもかかわらず、イギリス人の舌に合うよう、トリュフやキャビアを用いたわかりやすいプレゼンテーションで勝負。外国人に和食を提供する難しさやを実感しながら、柔軟に対応する見本を示しています。
■『傳』
神保町のミシュラン一ツ星店。外国人観光客を喜ばせるために、大手コーヒーチェーンを模したマグカップや、有名フライドチキンチェーンを模したチキンを用意。エンターテイメント性を示すことで、外国人観光客の呼び込みに成功しています。
ほかにもいくつか実例を交えながら浜田氏の講座も終了。最後に以下のようなポイントを教えていただいたのでご紹介します。
■外国人観光客を呼び込むためのポイント
・どういう客に来て欲しいのかを明確にする
・臨機応変・フレキシブルな対応ができるように
・積極的なサービス
・分かりやすさ
・エンターテイメント性
・日本らしさをアピールする
浜田氏も福山氏と同じく「どのようなお客様に来店していただきたいのか、まずはそこを明確にする必要がある」と意見を述べていました。そのうえで、メニュー表やホームページの対応、またサービス内容を検討していく必要がありそうです。
シンクロ・フードはこれからもインバウンド対策についての情報発信を行っていきます。外国人観光客をお店に呼び込もうと検討している飲食店は、ぜひご覧になってください。
この記事は役に立ちましたか?
はい
いいえ
飲食店ドットコム通信のメール購読はこちらから(会員登録/無料)
飲食店ドットコム ジャーナルの新着記事をお知らせします(毎週3回配信)