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飲食店営業許可についておさらい。開業に必要な資格・届出、知っておくべき法律は?

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続々と新店が誕生する東京。洗練された空間が魅力の焼鳥店『中目黒いぐち PIN』、深夜3時まで営業している異色のフレンチ店『ジーナ』、そして3年ぶりに東京へ戻ってきた岡山の人気パン店『ナショナルデパート』。東京のグルメシーンは、今年も慌ただしく発展していきそうだ。

ところで、飲食店を開業するには「飲食店営業許可」の申請が必要となる。当然、上で挙げた店舗もこの申請をクリアしたうえで開業をしているわけだが、具体的にはどのような申請が必要となるのだろうか。

そこで今回は、飲食店の開業に必要な申請と基本的な資格についてを改めてご紹介していく。出店を検討中の方は、ぜひ参考にしてほしい。

飲食店の営業許可を得るために必要な申請はふたつ

飲食店を開業するための申請は、最寄りの保健所や消防署で行う。基本的には下記が必要なのだと覚えておこう。

【飲食店営業許可申請】
■申請をする場所:店舗を出そうとしている地域の保健所
■書類提出の期限:竣工もしくはオープンの10日〜2週間前まで
■申請に必要なもの:営業許可申請書、店や厨房の間取り図、資格証明書、申請料など

【防火対象物使用開始届】
■申請をする場所:消防署
■書類提出の期限:開業から一ヶ月以内
■申請に必要なもの:防火対象物使用開始届出書、案内図(店舗近辺の地図)、消防用設備が記入された店舗の平面図・立体図・断面図、建物の仕上げ表など

焼肉店などで、裸火を使うような場合に必要な防火対象物使用開始届は、通常なら施工業者が申請する。ただし、業者に施工を依頼しない場合には、申請を自分で行わなくてはいけないので忘れないようにしたい。

また飲食店営業許可を取得すると決めたら、工事を始める前に、計画を保健所へ事前相談することをおすすめする。自分の考えている店が、営業可能かどうかを担当者に判断してもらうのだ。

保健所の職員が完成済みの店舗まで来て行うチェックでは、流しや手洗いの数、壁や床の材質などといった箇所も見られることを覚えておこう。そのときになって、“やり直し”になるのは避けたいものだ。

業態によっては「飲食店営業許可申請」のほかに必要な届出も

飲食店営業許可を申請すれば、ラーメン店や居酒屋、レストランなどを経営することができる。ただし、希望する営業時間や提供したいメニューによっては、他の申請が必要な場合も。

夜の12時を過ぎて営業する場合……
【深夜酒類提供飲食店提供許可】
■申請をする場所:警察署
■申請に必要なもの:申請書、店舗の平面図、照明・音響・防音の設備図、食品営業許可証の写しなど

女性が接客をし、お酌まで行う場合……
【風俗営業許可】
■申請をする場所:警察署
■申請に必要なもの:申請書、案内図(店舗近辺の地図)、店舗の図面など

この他に、個人事業として店を開業する場合には税務署に「個人事業開業届」を届け出る必要がある。

飲食店の営業許可を得るために必要な資格

開業に必要な資格についても確認しておこう。まず、飲食店の営業には「食品衛生責任者」がひとり必要だ。これは、店の衛生面を管理する責任者のこと。例えば、調理師や栄養士といった資格を持っている人がなることができる。

ただし、それらの資格がなくとも「食品衛生責任者」になることは可能だ。食品衛生協会が行っている講習を受ければいいので、ハードルは高くない。また、建物の収容人数によっては「防火管理者」の資格も必要となる。

【食品衛生責任者】
調理師免許を持っていなくても、飲食店を開業できる資格

■取得方法:1日(6時間)の講習の受講
■申し込み方法:各都道府県の衛生局もしくは保健所に問い合わせる
■受講料:各都道府県によって異なる

講習は、全国に存在する協会のいずれかで受講することになる。ちなみに、講習内容は全国で統一されているそうなので、どの地域で受けてかまわない。講習を受けられる定員数が決まっているので、早めの申し込みを心がけよう。

【防火管理者(乙種)】
防火管理者とは、百貨店や飲食店などの多数の人が出入りする施設において、火災予防のために必要な業務を推進する責任者のこと。建物の収容人数が30人を超え、のべ面積が300㎡未満の店を開業する場合は「乙種防火管理者」の資格が必要となる。

■取得方法:2日間(1日5時間ほど)の講習の受講
■申し込み方法:財団法人日本防火協会のウェブサイトから、申し込み用紙をダウンロードする。受講料を振り込んだ後に、開催地の消防設備保守協会などへ提出。FAXでの申し込みも可能。
■受講料:6000円(全国一律)

以上が、飲食店の営業許可を得るために必要な申請と資格の基本。申請も資格所得もオープン予定から逆算して、余裕を持って行うのが良さそうだ。

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いずみかな

About いずみかな

グルメやライフスタイル、育児などを中心に編集執筆業をおこなう。2015年からフリーランスとしての業務を開始。タウン情報誌やレストラン情報を扱うWeb媒体で取材や執筆をしており、特にケーキや洋菓子に興味がある。