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「春」を演出して女性ファンを獲得。飲食店に春らしさを加える「お手軽4ステップ」!

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少しずつ春の足音が聞こえるようになってきたこの頃。街路樹には新芽が芽吹き、道ゆく人の装いも軽やかに。もうすぐ訪れる春に、心を躍らせている方も多いのではないだろうか。

ところで、日本には四季があり、その美しさを讃える表現として「花鳥風月」という言葉がある。とても有名な言葉だが、この言葉が風景だけではなく、和食においても用いられることをご存知だろうか。和食では“食卓に季節を取り入れて楽しむこと”を意味する。つまり食材や器で季節感を演出する概念のことを指しているのだ。

これは四季がある日本で育まれた和食だからこその概念だが、季節感を演出できるのは和食に限ったことではない。あらゆる料理ジャンルで季節感を演出することができるし、料理だけではなく器や内装で表現することだってできる。上手く表現できれば、ゲストの心に残るサービスを提供することが可能だ。

そこでここでは、飲食店で“春らしさ”を演出するにはどんな方法があるのか、いくつかご紹介していきたい。

苦味のある春野菜で集客を図ろう!

まず、料理について。春になると菜の花やふきなど、独特の香りや苦みを持つ野菜が豊富に出回る。“春は苦味を盛れ”なんて言葉があるが、料理の中で春らしさを意識するなら、まずはこうした春野菜に目を向けるのが良いだろう。

また、調理された春野菜料理の写真をSNSに掲載すれば、そこから集客を図ることも可能だ。こうした苦味のある野菜はデトックス効果が期待できるので、SNSでその効用をさりげなく謳えば、女性客を惹きつけることができるだろう。

盛りつけと器は、軽やかに、そして色鮮やかに

たとえば和食なら、料理のそばに木の芽や花山椒を添えて春らしさを表現する。これらは「掻敷(かいしき)」や「あしらい」と呼ばれているが、洋食でもこうした表現手法を積極的に用いている店舗も多いようだ。

盛り付ける際は、暖かい春の訪れということで、明るい雰囲気を表現するとよいだろう。梅や菜の花を添えたり、筍の皮を敷くだけでも春らしさがグッと増す。手軽なところでは、桜や梅を思わせるピンク色の田麩(でんぶ)も盛り付けのアクセントとして利用できる。

また、盛り付けだけでなく、器で春らしさを表現することも可能だ。器は洋服と同じで、暖かくなるにつれ軽やかな質感、明るい色合いに変えていくのがセオリー。花の柄が描かれた器を用いるのも、わかりやすい演出としてゲストからも好まれやすい。

テーブルクロスや小物で季節感を演出

店舗内装でも春らしさは演出できる。たとえばテーブルの上に桜の小枝を置くだけでも雰囲気が出る。とはいっても、本物の植物は維持管理の問題もあり、実際に用いることが難しい場合もあるだろう。そんなときは、黄色や黄緑などの明るい色のテーブルクロスを用いるのもおすすめ。白のテーブルクロスと組み合わせるとより爽やかな印象を与えることができる。

春カラーの飲み物をメニューに加える

飲み物で春らしさを演出するなら、ピンク色のドリンクを取り入れるのが定番。ロゼワインや桜のリキュールなど、春らしい色合いの酒はさまざまとある。最近人気が高まる日本酒もピンク色のものが多く登場している。このような日本酒は全体的に低アルコールで、また見た目の美しさもあることから女性客の集客につながるだろう。

以上、春らしさの演出方法についてご紹介した。料理や器、そして内装で春らしさを表現することは、集客にいい影響をもたらすだけではなく、従業員にとっても新鮮な気持ちで働ける良いきっかけになるだろう。手軽にできる方法ばかりなので、ぜひ試してほしい。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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