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“食”の未来を担う若き料理人を発掘。「RED U-35 2015」開催!

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審査員を務める『菊乃井』村田吉弘氏(審査員長)や『日本料理 龍吟』山本征治氏が登壇し、次世代を担う料理人たちへエールを送った

スターシェフを続々と輩出する名コンペティション

今、最も注目されている料理人コンペティション「RED U-35」。35歳未満の若手料理人を対象としたコンペティションで、今年で3回目の開催を迎える。過去のグランプリ受賞者には、新橋『Restaurant La FinS』の杉本敬三氏、パリ『Restaurant Sola』の吉武広樹氏がおり、両名とも日本の料理界を支えるスターシェフとして活躍中だ。

この「RED U-35」の大きな特徴は、単なる料理コンテストとは一線を画すところにある。調理技術はもちろんのこと、将来の夢や人間性までも細かく審査することで、料理人としてのスター性を見極めていく。ただ美味しい料理を作れれば、グランプリを獲得できるというわけではないのだ。

4月28日に開催されたオープニングレセプションでは、共催企業である株式会社ぐるなびの滝 久雄会長がこのようなコメントを残している。

「2020年に開催される東京オリンピックに向けて、日本全体がひとつにまとまろうという機運にある。これは“食”の分野においても同じ。この大会を通じて新しい才能を発掘し、そして彼らが日本の食文化を担っていくことを大いに期待しています」

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レセプション会場では過去の歴代受賞者たちがフィンガーフードを振る舞った

今年は合宿審査を初めて採用!

今大会は書類審査(1次)から始まり、映像審査(2次)、訪問審査(3次)を通して、料理人としての資質・人間性を見極めていく。そして11月30日~12月1日に開催される最終審査では、「RED U-35」初となる合宿審査を実施。1泊2日の合宿のなかで、料理人としてのコミュニケーション力やマネジメント力が試される。

グランプリ受賞者には500万円の賞金、さらに「世界一憧れる料理店に食べに行ける研修」や「REDメンバーが導くスターへの道」といった副賞を用意。これら豪華賞品も大変魅力的だが、大会を通じて得られる貴重な経験や同年代のシェフ同士に生まれる料理人としての絆も、「RED U-35 2015」に参加するシェフたちの大きな原動力となっている。

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1次審査のテーマを発表する審査員長『菊乃井』主人・村田吉弘氏

革命的な日本米メニュー。果たして誕生するか!?

毎年、食材のテーマが設けられる「RED U-35」。今年の1次審査のテーマは『日本米のイノベーション』だ。日本の米を主題に、世界の人々に新しい“気付き”を与えられるような革命的なメニューが求められている。オープニングレセプションで語られた新審査員長の『菊乃井』主人・村田吉弘氏の言葉をご紹介しよう。

「日本の食文化の中心、それは米です。しかし現在、日本では休耕田が増え、米の消費量も減りつつある。これらの問題を解決するためには、従来の食べ方だけではなく、全く新しい発想の食べ方や商品が必要です。今回の大会を通じて、若い料理人からどのような発想が生まれるのか、大変楽しみにしています」

2次審査では「ふるさと」をテーマに、地域食材・風土・文化への考えを自身の料理にのせて映像で表現。3次審査では審査員が店舗に訪問し人物評価を行う。いずれも重要視されるのは、日本の料理界を牽引するだけの確かな実力とスター性。今年はどのような才能が世に放たれるのか、12月1日のグランプリ発表まで、『Foodist』はその様子を追っていきたい。

RED U-35 2015(RYORININ's EMERGING DREAM)
【審査項目】
・料理人としての「情熱、想い、夢」
・技術力、考案力、表現力、センス
・将来性、可能性

【応募資格】
・生年月日が1980年6月1日以降であること(2015年5月31日の募集締め切り日時点で年齢が35歳になっていないこと)
・飲食店・宿泊施設(国内・海外ともに可)に従事する日本国籍の料理人
・国内開催の最終審査に参加できること(開催日:2015年11月30日~12月1日)

【募集期間】
2015年4月30日(木)~5月31日(日)24:00

【応募方法】
・WEB応募…大会公式サイト「www.redu35.jp」の応募フォームよりエントリー
・郵送応募…電話03-3409-6858、メールentry@redu35.jp宛てに連絡後、郵送された応募用紙を返送

【審査員】
村田吉弘氏(『菊乃井』主人)※審査員長
門上武司氏(フードコラムニスト・雑誌『あまから手帳』編集顧問)
脇屋友詞氏(『Wakiya一笑美茶樓』オーナーシェフ)
田崎真也氏(ソムリエ)
山根大助(『ポンテベッキオ』オーナーシェフ)
辻 芳樹(学校法人辻料理学館 辻調理師専門学校 理事長・校長)
狐野扶実子(料理プロデューサー・コンサルタント)
山本征治(『日本料理 龍吟』代表)
須賀洋介(SUGALABO Inc. 代表)

【RED U-35 2015 総合プロデューサー】
小山薫堂(放送作家・脚本家)

【公式サイト】
www.redu35.jp

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ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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