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グルメサイト離れが加速? テーブルチェックが飲食店と消費者に意識調査

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画像素材:PIXTA

飲食店に予約・顧客管理システムの提供を行う株式会社TableCheckが、ユーザー(消費者)1,112名と飲食店勤務者588名を対象に、「グルメサイトに関する消費者意識調査」を実施した。今回はその結果を詳しくご紹介する。

【この記事にも注目】飲食店の検索サイトで利用率が高いのは「食べログ」。テスティーが10~30代対象に調査

■調査概要
調査対象:ユーザー/全国20~60代の男女1112名、飲食店勤務者/全国20〜50代の飲食店勤務の男女588名
調査期間:ユーザー/2019年11月16日~11月17日、飲食店勤務者/2019年12月6日~12月13日
調査方法:インターネット調査
※詳しい調査結果はこちら

■「グルメサイト」とは
飲食店などの情報を中心に扱うWebサイト。店名や住所、電話番号などの基本情報のほか、メニューや来店客によるレビュー、評価点数などが掲載されているものもある。大手グルメサイト「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などでは、検索だけではなく予約も可能。

飲食店選びの基準にする人は12%。「自分好みのお店が見つからない」との声も

まずは、ユーザー(消費者)へのアンケート結果から。グルメサイトに掲載されている点数・ランキングの信頼度を聞いた。「信頼はしているが、あくまでも情報源の1つである」が最も多く56%、「飲食店選びの基準になっている」と回答したのは12%にとどまった。

現在はグルメサイトだけでなくSNSなどから情報収集をする消費者が増えており、グルメサイトの点数・ランキングはあくまでも店選びの判断材料の一つとして活用していることがうかがえる。一方で、「あまり信頼していない」が21%、「まったく信頼していない」が5%と、否定的な意見を持つ消費者も一定数いることがわかった。

グルメサイトは店選びの情報源の1つとして利用している消費者が多いようだ

飲食店を検索する際に利用する手段について聞いた質問では、「グルメサイト」が最も多く78.9%、「Google検索」が48.3%、「知人・友人に聞く」が40.3%と続き、近年注目されている「地図サービス(Google Map、Apple Mapなど)」が30.2%という結果になった。

飲食店を探す手段としては、グルメサイトが圧倒的に多いようだ

飲食店を選ぶ手段としてグルメサイトが最も利用されている一方で、その利用・閲覧頻度について聞いた質問では、「利用頻度が減った」が16%、「まったく利用・閲覧しなくなった」が3%で、「利用頻度が増えた」と回答した10%を上回る結果となった。こうした結果からTableCheckでは「いわゆる“グルメサイト離れ”が起こりつつあるといえるのではないか」と分析している。

グルメサイトの利用頻度は減少傾向にある様子

どのグルメサイトを利用しているかという質問では、「食べログ」が最も多く48%、「ぐるなび」が23%、「ホットペッパー」も同じく23%という結果となった。

「食べログ」の利用が最も多い

やはり「情報源の1つとして」グルメサイトを利用している消費者が多いようだ

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。