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客の約6割が「飲食店でマスクの置き場に困る」と回答。ホットペッパーグルメ外食総研が調査

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飲食店の衛生面にポジティブな印象を持つ人が多数

2020年の6・7月に外食した経験のある人に衛生面で感じたことを聞いたところ、「店内が空いていて安心だった」が43.5%で最多。2位は「お店側の衛生対策がしっかりしていて、安心して外食できた(33.3%)」、3位は「隣の席との間隔が広く安心感があった(29.9%)」と、トップ3にポジティブな印象が並んだ。一方、ネガティブな印象には「お店側の衛生対策が十分であるか不安があった(21.2%)」、「店内が混んでいて密が心配だった(15.5%)」「他の客の飲食の様子(会話、箸の共用など)が気になった(13.5%)」などの声があがっている。

飲食店での外食にポジティブな印象を受けたのは合計で70.6%

ポジティブな印象を一つ以上選択した人は70.6%、ネガティブな印象を一つ以上選んだ人は40.9%。60代女性はポジティブな印象を一つ以上選択した人が79.9%と多く、20~40代女性はネガティブな印象を一つ以上選んだ人が多かった。また、ここでも全体的に女性の方が男性よりも選択している割合が高く、衛生面への意識の高さがうかがえる。

衛生面以外での感想を尋ねてみると、「自宅では作りにくい料理を食べて満足した」が最も多く51.9%、次いで「ストレス発散になった(36.4%)」、「食事相手との会話が楽しめた(28.9%)」。性年代別では、女性の方が男性よりも上位3位の反応が強く、特に20~40代女性で「自宅では作りにくい料理を食べて満足した」「ストレス発散になった」の回答が多かった。自粛生活が続き、自宅で料理をする機会が増えたことなどに他の性年代よりもストレスを感じている可能性がありそうだ。

最も多い回答は「自宅では作りにくい料理を食べて満足した」で51.9%

アンケートを通して、消費者が外食や飲食店の衛生管理に対して比較的ポジティブな印象を持っていることがわかった。また、マスクの置き方や置き場に迷っている人が多く、「飲食店から入れ物の配布があれば使いたい」と思っていることも知ることができた。「Go Toイート」が始まった今、消費者の声を積極的に取り入れ、店内環境を整えておきたい。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。