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居酒屋の8月売上、「酒類提供停止」の影響で前年比7割減。外食全体も前年下回る

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画像素材:PIXTA

日本フードサービス協会が、2021年8月の外食産業市場動向調査の結果を発表した。これによると、飲食業界全体の売上は、前年同月比8.6%減。2021年3月以降、外食市場全体の売上は前年同月の値を超える月が続いていたが、8月は再び厳しい状況になっている。

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テイクアウト需要の高いファーストフード業態は引き続き安定

2021年8月における飲食業界全体の売上は、前年の同じ時期と比べると8.6%減。5か月ぶりに前年を下回る売上高となっており、苦しい経営状況がうかがえる。8月というと感染が急拡大していた時期で、各地で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されていた。さらに、今年は台風や大雨などが発生したこともあり、売上が落ち込んだとみられる。

業態別にみると、コロナ禍でも比較的安定しているのが「ファーストフード業態」。業態全体の売上は、前年同月比1%増と、前年よりも増加。テイクアウト需要が拡大した「洋風(前年同月比6%増)」と「持ち帰り米飯・回転寿司(前年同月比1.1%増)」が前年よりも売上を伸ばしている一方で、「和風(前年同月比0.1%減)」や「麺類(前年同月比11.6%減)」は、前年を下回っている。

「ファミリーレストラン業態」は、前年同月比20.6%減。デリバリーやテイクアウト需要の拡大に取り組んでいるものの、店内飲食の需要減が響いているようだ。詳細としては「洋風(前年同月比19%減)」、「中華(前年同月比12.9%減)」が比較的減少幅を抑えているものの、「和風(前年同月比24.7%減)」、「焼肉(前年同月比26.6%減)」で落ち込みが目立つ結果となった。

夜の営業が主軸となる「ディナーレストラン業態」は、時短営業によるディナータイムの縮小や、法人需要の減少などの影響を受け、前年同月比24.5%減。「喫茶業態」は前年同月比8.5%減にとどまっているものの、都市部は在宅勤務が進んだことによる需要低下が続いている。

画像素材:PIXTA

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酒類提供自粛が響いた居酒屋業態

また、とくに落ち込みが目立っていたのが「パブ・居酒屋業態」だ。感染拡大地域では、酒類提供自粛が求められていたこともあり、前年同月比68.8%減と大きな打撃を受ける結果となった。コロナ前の2019年8月と比べると、前年同月比88.8%減となっており、コロナ禍でとくに苦戦を強いられている業態となっている。

8月は感染者数が急増したこともあり、パブ・居酒屋業態を筆頭に、各業態で厳しい状況となった。コロナ禍で比較的堅調なファーストフード業態も「洋風」を除き、コロナ禍前の水準を超えておらず、厳しい状況だと言わざるを得ない。10月に入り感染者数が減少しているものの、去年のように年末年始に感染者数が拡大することも予想される。引き続き感染状況などに気を配る必要がありそうだ。

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サトウカオル

About サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。