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飲食店の「時短要請」、11月にも全面解除の方針。東京・大阪は25日にも解除へ

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各地の飲食店に出ている時短要請などが、11月にも全面解除される見通しだ。9月をもって緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が解除されたが、感染の再拡大を懸念し、現在も一部の自治体の飲食店については、時短営業や酒類提供の自粛が求められている。

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こうしたなか、山際経済再生相は10月17日に出演したメディアで、感染者数が増加しなければ、早ければ11月にも制限を解除する方針であることを示した。すでに一部の自治体では飲食店に対する制限を解除した地域もあり、全国的に制限なく飲食店を開けられる日も近いとみられる。

愛知県など、すでに全面解除されている自治体も。今後の見通しは?

現在、飲食店に出されている時短要請や酒類提供といった制限は、各地域により事情が異なる。段階的な緩和措置により、今も要請が出されている地域もあるが、すでに制限を全面解除としているところも出てきている。ここからは、いくつかの自治体の要請状況と今後の見通しについて紹介する。

■東京都
東京都では、緊急事態宣言が解除された10月1日から10月24日を「リバウンド防止措置期間」とし、再拡大防止のため様々な措置を講じている。

「感染防止徹底点検済証」の交付・掲示をしている飲食店には、「5時~21時の営業時間短縮」、「同一グループ・同一テーブルの入店案内を原則4人以内」、「酒類提供・持込は11時~20時」を求めている。一方、交付を受けていない店舗については、「5時~20時の営業時間短縮」、「酒類提供・持込の自粛」を要請している。

また、「リバウンド防止措置期間」が終了する25日以降、都独自の認証を受けている店舗については営業時間や酒類提供時間の制限が解除される見通しだ。

▼詳細は東京都のホームページを参照(PDF資料)

■大阪府
大阪府では、「大阪モデル」に基づいて10月1日から31日にかけて要請を出している。

「ゴールドステッカー認証店舗」については、「21時までの営業時間短縮」、「酒類提供は11時~20時30分」、「同一グループ・同一テーブル原則4人以内」、「カラオケ設備の利用自粛」を要請。その他の店舗に対しては「20時までの営業時間短縮」、「酒類提供の自粛」、「同一グループ・同一テーブル原則4人以内」、「カラオケ設備の自粛」が要請されている。

今後については、感染者数の減少次第で、現在要請している制限を前倒して解除する方針。早ければ24日にも解除されるとみられるが、人数制限については、引き続き要請する意向だ。

▼詳細は大阪府のホームページを参照

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■京都府
京都府では、10月1日から21日の期間、飲食店に対し営業時間短縮等の要請を実施。府独自の認証を受けている店舗については、「5時~21時までの営業時間短縮」、「11時~20時30分までの酒類提供」を要請。認証店以外については、「5時~20時までの営業時間短縮」、「11時~19時30分までの酒類提供」を求めている。

要請期間が終わる10月22日からは、飲食店に対する要請は解除される。さらに、Go Toイートキャンペーンの再開も決定。10月22日からは、京都府内で既発行食事券が利用できるようになる。

▼詳細は京都府のホームページを参照。参照1参照2

■愛知県
愛知県は、緊急事態宣言解除後、「厳重警戒措置」が出されていたが、ここ最近の新規陽性者数や入院患者数などを受け、10月18日から全面解除となった。飲食店に対して出されていた営業時間短縮等の要請も解除されたが、引き続き手指消毒設備の設置や施設の換気など、感染防止対策の徹底が求められている。

▼詳細は愛知県のホームページを参照

各地で営業時間短縮要請を解除する動きが活発化していることで、客足回復を歓迎する声がある一方、感染者数増加も懸念されている。時短要請で客足が増える今こそ、しっかりと感染対策をしてお客を迎え入れるようにしたい。

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サトウカオル

ライター: サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。