2025年版「アジアのベスト50レストラン」発表。東京『セザン』が日本勢トップの4位!
2025年度の「ASIA’S 50 BEST RESTAURANTS(アジアのベスト50レストラン)」のリストが、2025年3月25日に韓国のソウルで開催された授賞式で発表された。1位に輝いたのはバンコクの『Gaggan(ガガン)』。昨年1位だった東京の『Sézanne(セザン)』は4位だった。今回は、ランクインした日本のレストランや50位までのリストを紹介する。
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1位はバンコク『Gaggan』、昨年1位の東京『Sézanne』は4位
1位の「The Best Restaurant in Asia(アジアのベストレストラン)賞」を受賞したのは、バンコク『Gaggan(ガガン)』。同店は昨年3位の『Gaggan Anand(ガガン・アナンド)』で、2024年に元の店名である『Gaggan』に戻しての受賞となった。インド料理をベースに日本、フランス、タイの要素を融合させ、没入感とインタラクティブな要素に溢れたサービスが特徴だ。
昨年1位だった東京『Sézanne』は4位にランクイン。イギリス人シェフのダニエル・カルバート氏が、高品質の日本の食材を活用しながら、卓越した調理技術で新鮮な解釈のフレンチ料理を提供している。2022年に17位でデビューして以来、15位、2位、1位とランクインし続けている。
東京は新たに『Crony』『Maz』『Myoujyaku』がランクイン
東京からは他にも、『Narisawa(ナリサワ)』(12位)、『Florilège(フロリレージュ)』(17位)、『Den(傳)』(22位)、『Sazenka(茶禅華)』(34位)が2025年度もランクイン。昨年50位には入らなかった、『Crony(クローニー)』(30位)、『Sushi Saito(鮨さいとう)』(33位)、『Maz(マス)』(43位)、『Myoujyaku(明寂)』(45位)もトップ50入りした。
『Maz』は初のトップ50入りで、日本独自の食材を使い、ペルーの多様な生態系にインスパイアされた9コースメニューが特徴だ。同じく初登場の『Myoujyaku』は、3か所の異なる水源からの水と塩のみで仕上げた野菜の水煮をはじめ、中村英利料理長による食材の魅力を引き出すことに焦点を当てた料理を提供している。
なお、『Crony』の小澤一貴氏は、「Asia's Best Sommelier Award(アジアのベスト・ソムリエ賞)」を受賞。『Crony』では2,000種類以上のワインをそろえ、ワインリストに「甲州」といった日本の品種を取り入れることで、フランスと日本のワイン文化を結びつけようと試みている。
東京以外では大阪の『La Cime(ラ シーム)』が去年の9位から順位を上げ8位に、福岡の『Goh(ゴウ)』が昨年45位から9ポイントアップし36位にランクイン。『Goh』の福山剛シェフは、福岡のイノベーティブレストラン『GohGan(ゴウガン)』で、今回1位に輝いた『Gaggan』のガガン・アナンド氏とコラボレーションしていることでも知られている。
