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『銀座三州屋』三州ツバ吉氏、飲食店経営とプロレスの二刀流も「根本は同じ」

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藤波辰爾氏のドラゴンスリーパーで締め上げられる三州氏

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飲食店経営者ながら52歳になっても現役のプロレスラー!

“三州ツバ吉”という名前は本名ではなくリングネームである。幼少期から柔道をはじめ、空手やキックボクシングなど多彩な格闘技の修行を積み、スポーツインストラクターだけでなく格闘家としても活躍を続けてきた。『銀座三州屋』の2代目となった今も、現役のプロレスラーでもあるというから驚きだ。

「昔からプロレスは好きだし興味はあったんです。ただ、体が大きくなくて『自分には無理だろう』と諦めていたら、格闘技のイベントで試合を見た方から打診を受けて……」

36歳という遅咲きでプロレスデビューを果たした三州氏。52歳の現在も社長業と並行してリングに立っている。体力的に大丈夫なのだろうか?

「元々体を動かすのが好きなので大丈夫です。長年体を酷使してきたので突然ガクッと来るかもしれませんけど(笑)。先日試合をした藤波辰爾さんが69歳で、さすがにそこまでやれるかはわかりませんが体力が続く限りはプロレスも続けたいですね」

マラソンに富士登山。過酷なチャレンジを続ける理由

プロレスだけではなく、レスラー用の覆面を被ってのマラソンも多くこなし、富士山の登頂回数も56回を数えるというから根っからの肉体派だ。

「フルマラソンを手始めに世界三大砂漠マラソンのような長距離で過酷なものも多く完走しています。世界一過酷と言われるアマゾン・ジャングルマラソンは2015年から3年連続で完走しました。富士山は普通に登るだけでなく、銀座から徒歩で山頂まで踏破していますし、山頂でプロレスの試合も行いましたよ」

本人は「楽しいです」と笑うが、想像を絶するチャレンジ精神と凄まじい体力である。50代になっても肉体を酷使し続けるモチベーションはどこから湧いてくるのか?

「苦しさを乗り越えた後に得られる達成感が最高なんですよ。それはプロレスもマラソンも富士登山も同じで、耐えて耐えて最後に打ち勝つ。その素晴らしさは何物にも代えがたいですね」

富士山頂プロレスの様子。緑のタイツが三州氏、後ろに見えるのは富士山の火口

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松嶋三郎

ライター: 松嶋三郎

フリーランスのライター。堅いネタから柔らかいネタまで、週刊誌やビジネス誌など紙・Web問わず多数のメディアで執筆中。「書く記事はジャンルも内容も媒体も食わず嫌いしない」がモットー。 https://twitter.com/matsushima36