『銀座三州屋』三州ツバ吉氏、飲食店経営とプロレスの二刀流も「根本は同じ」
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意外と共通点が多い!? 飲食店経営とプロレスの関係性
飲食店経営者とプロレスラー。一見、まったく性質が違うように思えるが、「精神的には似ている」と三州氏は話す。
「最近だとコロナショックのように、飲食店を経営しているとさまざまな困難があります。でも、その険しい道を乗り越えた先に喜びと達成感がある。プロレスも同じで、相手の技を受けて耐え抜き、チャンスをものにして勝利をもぎ取らないといけません。そう考えれば飲食店もプロレスも根本は同じ気がします」
飲食店とプロレスの二刀流は、思わぬ副産物を生んでいるのだとか。
「試合に出ることで店の宣伝になったり、プロレスの関係者やファンの方が来店してくれたり、活動自体が集客に繋がっています。なかなか真似はしづらいと思いますが、プロレスじゃなくても店以外での繋がりは持っていたほうが何かといいと思いますよ」
北海道にも参戦したばかり。攻めの姿勢で『銀座三州屋』を盛り上げる!
今年、『三州屋 銀座一丁目店』が惜しまれつつ閉店となった一方で、4月には北海道日本ハムファイターズの本拠地の球場『HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE』に支店となる『銀座三州屋 エスコンフィールドHOKKAIDO店』をオープンさせている。
「おかげさまで野球のシーズン中は繁盛していたのですが、閑散期となるオフシーズンをどうするかが当面の課題です。売上を維持する手を打つか、市街地に支店を出すか、せっかく集ってくれたスタッフを守るためにいろいろ考えています」
新しい店舗のためにも『三州屋 銀座本店』はしっかり守っていきたいと三州氏は続ける。
「最近はインバウンドの需要も高まっていますし、いま以上に多種多様なお客様に利用してもらわないといけないと考えています。プロレスのように防戦一方だと負けてしまうので、『銀座三州屋』らしさは残しつつ攻める姿勢も忘れたくないですね」
飲食店経営だけにとどまらず、プロレス、マラソン、富士登山とチャレンジを続ける三州氏。取材で話を聞いて、店にどんな困難が降りかかろうと、リングにどんな強敵が現れようと、絶対に耐え抜くその精神力があれば何度負けても立ち上がれるパワーを感じた。不屈の闘志を持つ三州ツバ吉の戦いはこれからも続いていくだろう。
『大衆割烹 三州屋 銀座本店』
住所/東京都中央区銀座2-3-4
電話番号/03-3564-2758
営業時間/月~金10:30~22:30、土・祝10:30~22:00、日10:30~19:00
定休日/不定休
席数/85(テーブル45席・座敷40席)
