坪月商40万円! 予約至難の横浜『goffo』が貫く、料理もサービスも“優しく直球な”スタイル
毎月25日昼12時の予約受付開始後、たった1時間で席が埋まるイタリア料理店『goffo(ゴッフォ)』。横浜駅から徒歩10分、飲食店もまばらで静かなエリアにありながら、なぜこれほどまでの人気を得ているのか。店主の高木祐介氏が「不器用な男の優しく直球なイタリアン」と表現する世界観に、その秘訣があるようだ。
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コロナ禍の地道な活動が功を奏し、予約でいっぱいの人気店に
住宅街の一角に現れる、グリーンに囲まれたテラス。黄色のオーニングが目を惹く。店内に足を踏み入れると、照明は落ち着いた明るさながら、剥き出しのコンクリートに黄色が差し色に使われ、随所に配されたグリーンとともに温かみのある雰囲気を演出している。
席数はテーブル20席、カウンター4席、テラス6席で24坪。当初は15坪程度の物件を探していたが、最終的には「家賃が高い繁華街から離れていて、なおかつ駅から徒歩圏内の場所」という条件にぴったりだったこの場所を選んだという。
店主の高木祐介氏は横浜生まれ、横浜育ち。美容師として2年働いたが、元来“不器用な男”であったことからお客と直接話す機会が少ない仕事への転職を考え、イタリア料理店での修業を開始。地元の人気店『トラットリア フランコ』でスーシェフ、姉妹店の『メッシタ フランコ』ではシェフを務め、2016年に『goffo』をオープンした。
開業以来順調な客入りだったが、現在のような予約困難店になったのは、コロナ禍が明けた後。コロナ禍の営業時間短縮期間中に、モーニングや“まかない食堂”と称したランチ営業などさまざまなイベントを企画し、SNSでの発信を地道に続けた結果、横浜や東京はもとより、地方からもわざわざ来店する人が絶えない人気店となった。
