学芸大学『Bistro11』の常連に愛される店づくり。おひとりさま&バー利用を取り込み盛況
学芸大学西口商店街の一本北にある路地に、『びゃく』や『囲炉裏バル カルボ』、『大衆酒場レインカラー』など話題のお店が軒を連ねている。オーナーシェフの松浦真吾さんと、接客を担当する妻の恵さん夫妻が営む自然派ビストロ『Bistro11(ビストロジュウイチ)』もその一つだ。2020年11月11日にオープンし、客単価8,000円で月間250人ほどが来店している。店づくりの工夫や、リピーターを生む接客やサービスについて聞いた。
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幼少期から料理人を志し、数々の名店で学ぶ
1981年、東京都生まれの真吾さんは、幼少期から料理人を目指し、駒場学園の食物調理科に進み、高校時代に調理師免許を取得。高校時代の研修先であった長野県蓼科にある『オーベルジュ・エスポワール』に惹かれ、卒業後に就職し約13年修業した。その後友人の紹介で東京の『メグロ アンジュール』に入り、途中フランス・パリにある本店でも腕を磨き、計5年勤務。帰国後、知り合いの紹介でシェルシュに36歳で入社し、『AELU(アエル)』などで2年ほど経験を積んだ。かねてからの夢だった独立のため2020年2月ごろから三宿、五本木、学芸大学エリアで物件を探し始め、元スナックだった今の場所に巡り合い、『Bistro11』の開業に至った。
内装は『AELU』時代の知り合いの施工会社に相談。後々アレンジができるよう、シンプルなデザインをオーダーし、カウンターのほか古木で作ったテーブルを2卓配置。光が差し込む明るい雰囲気で、スタイリッシュかつ温もりの感じられる空間に仕上げた。
