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丸の内『味坊之家』が初月売上1,100万円越え。「屋台×ガチ中華」でオフィスビルでも大盛況

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『味坊』『好香味坊』『香福味坊』などを経験し『味坊之家』で料理長に抜擢された韓氏(左)と味坊集団代表の梁宝璋氏

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2000年に神田でオープンした『味坊』を皮切りに、湯島『味坊鉄鍋荘』、御徒町『羊香味坊』、『老酒舗』など都内に13店舗を展開し、“ガチ中華の火付け役”とも言われる味坊集団。同グループが2025年3月3日(月)、丸の内永楽ビルに新店舗『味坊之家(あじぼうのいえ)』をオープンさせた。味坊集団として初めて大型オフィスビルに出店した経緯、それに伴う戦略やメニュー開発について味坊集団代表の梁宝璋(りょうほうしょう)氏に聞いた。

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お店のテーブルや扉、店頭看板やメニュー表は梁氏の手作り

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「賑やかで明るく、気軽に入れる店」でオフィスワーカーを惹きつける

『味坊之家』が入るのは、東京メトロ大手町駅のB1a出口直結の「丸の内永楽ビル」の地下1階レストランフロア。東京駅からも近く、飲食店が入居するオフィスビルとしては絶好のロケーションだ。オープンの経緯について「ビル側から打診があった」と梁氏は打ち明ける。都内で10店舗以上を展開している注目の飲食企業ということもあり、出店オファーは絶えない味坊集団。しかし、実際に開店までこぎつけることはそう多くないというが、今回は諸々の条件が合い出店に至ったという。

ビル側から打診があったのは2024年夏ごろ。秋ごろからテナントチェックなどを行い、2025年1月から内装工事を始め3月にスピード出店を果たした。

テーブル席やソファー席に加え、円卓も1つ用意されている

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「出店に際してビル側から『賑やかで明るく、気軽に入れるお店にしてほしい』と依頼を受けたので、今回は屋台をテーマに店づくりを行いました。軽く一杯飲んで帰れる、庶民的な価格で、毎日でもお客さまに来てもらえるようなお店にしています」と梁氏。周辺にはビストロやバルなどおしゃれな業態が多いこともあり、差別化を図ってほしいというビル側の狙いもあったのだろう。

「アボカド海鮮春巻き(2本)」(850円)、「羊肉メンチカツ」(1,100円)は同店限定メニュー

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『味坊之家』は赤いプラスチックスツールやメニュー表、テーブルなどが配され、オフィスビルにありながら中国を旅行したような気分が味わえる、まさに屋台のようなお店となっている。店名に「家」という文字が入っているのは、アットホームな雰囲気をお客に味わってほしいという願いからだ。

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中森りほ

ライター: 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経て2017年よりフリーライター&編集者として活躍。『食べログマガジン』『Web LEON』『Numero.jp』などで、グルメや旅記事を執筆中。