月商1,500万円を売る渋谷『桜ヶ丘椿堂』。「再来店したい店」で売上1.6倍のV字回復!
進化を続ける名物料理と、桜丘の地で描く未来
「ひな鶏半身揚げ」や、あん肝や白子などを盛り込んだ「痛風盛り」など、名物料理も健在だ。これらの料理も、お客を飽きさせないよう常に進化を続けているという。
「鶏の半身揚げは、これまでに3回ほど内容を変えています。以前はスパイスを数種類用意したりもしましたが、今は和風だしで下味をつけた鶏肉に、レモンソースとスパイスを添えて提供する形に落ち着きました。痛風盛りも、日本酒に合う名物を作ろうということで生まれたメニューです」(荒瀬氏)
しかし、順風満帆に見える『桜ヶ丘椿堂』にも、大きな課題が迫っている。店舗のあるエリアが、4~5年後に再開発の対象となるのだ。
「再開発に備え、すでに桜丘エリア内で新しい物件を探しています。今の店の良さを引き継ぎながら、さらにレベルアップさせた店にしたい。使いやすい個室といった、今の店の強みを活かした設計を考えています。『桜ヶ丘椿堂』は弊社の一番の稼ぎ頭なので、今のうちに新しい店をオープンさせて、お客さまをスムーズに誘導したいと考えています」(佐藤氏)
コロナ禍という逆境を乗り越え、より強固な経営基盤を築き上げた『桜ヶ丘椿堂』。その根底にあるのは、いつの時代も変わらない「おもてなし」の心だ。再開発という次の試練を前に、彼らが桜丘の地でどのような未来を描いていくのか、今後の展開からも目が離せない。
『桜ヶ丘椿堂』
住所/東京都渋谷区桜丘町15-3 堀ビル2F
電話番号/03-3770-1289
営業時間/18:00~24:30(L.O.23:00)
定休日/無休(年末年始を除く)
坪・席数/40坪・86席
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