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月商750万円売る南阿佐ケ谷の鉄板酒場『呑輝』。繁盛の秘訣は“お祭りワイワイ系”コミュ術

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スタッフ、客の「よいしょ!」の掛け声と共に焼き上げる豚平焼き

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豚平焼きで祭り気分に! 肉も魚も常連客の胃袋をつかむ

この自慢のステージで繰り広げられるライブ調理の中でも、名物となっているのが、「豚平焼き」を作るパフォーマンス。お客を巻き込み、スタッフと一緒に玉子の生地をひっくり返すたびに「よいしょ!」と威勢のいい掛け声が店内に響く。ちょうちんやお面がぶら下がる店内は、一気にお祭りムードへ。

注文率約8割の「豚平焼き」(740円)。卵3個分と食べ応えあり、中のチーズが溶けて豚バラに絡んで美味

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また、2025年9月から登場の新メニュー、「鉄板ハンバーグ」(1,400円)を提供する際には、ハンバーグ師匠(井戸田潤氏)よろしく、小道具の打楽器を鳴らして「ハンバーグ!」と、スタッフが一斉にコールする演出も。お祭り気分に華を添える王道の鉄板料理では、グラム単位で気軽に味わえるレア焼きの和牛「上モモステーキ」などが人気だ。

「上モモステーキ」(22円/g)。和牛の良質なモモ肉と鉄板での焼き加減が旨さの秘密。写真は250g(写真提供:株式会社達輝商店)

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「鉄板焼きは、高級なイメージをたぶん皆さん持たれていると思うんですけど、それを打開したい。大衆的な鉄板焼き居酒屋を目指しています」

居酒屋メニューの開発では、「旬」を重視。その最たるものが「刺盛」で、利益よりも新鮮な魚介を扱っていることのアピールが目的のため、日替りのお得な5点盛りを用意する。常連客のツテで、希少な北海シマエビや本シシャモなどを北海道から直接仕入れることも。鮮魚の入荷情報は店のインスタで随時更新され、常連客が反応し、それを目当てに訪れる。

豚平焼き、上モモステーキと並ぶ3大看板料理の一つ、日替りの「刺盛」(2人前1,730円)(写真提供:株式会社達輝商店)

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小林智明

ライター: 小林智明

埼玉県出身。情報誌の編集プロダクションを経て、2006年にライターとして独立。食、旅、スポーツ、エンタメなど多岐にわたり取材・執筆活動を展開中。グルメ取材はラーメン店を中心に計500軒を突破。好きなお酒は辛口純米酒。