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武蔵小杉『Five bird』による焼鳥業態の勝ち筋。個性派焼鳥×小田原おでんの2本柱で連日満席

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オーナーの本間裕太氏と、エー・ピーカンパニーからの仲である焼き師の山内佑一氏、おでんやドリンク、ホール担当の田村紀乃香氏

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「五感で楽しむ新焼鳥」をコンセプトに、多彩な味付けで提供する焼鳥とおでんの2枚看板で営業する『Five bird』。客単価6,000円の中間価格帯、そしてエー・ピーカンパニーで14年間鍛えた接客力が、都内を外した立地戦略とがっちりハマり、2025年6月のオープン翌月から連日満席状態が続いている。オーナーの本間裕太氏に、焼鳥業態の差別化のポイント、そして勝てる店づくりの極意を取材した。

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神奈川県内のビッグターミナル×中間価格帯の焼鳥。競合の少ない二等立地で勝負する

『Five bird』があるのは、神奈川・武蔵小杉駅北側の住宅街。駅前にはタワーマンションが林立し、高所得者層が多いエリアだ。この場所を選んだ理由についてオーナーの本間裕太氏は「激戦区の都内を避け、神奈川県内のビッグターミナル付近の二等立地で、かつ開業費用を抑えるために居抜き店舗に絞り込んで探しました」と説明する。

本間氏は新卒でエー・ピーカンパニーに入社し、『塚田農場』のマネジメントや新業態の立ち上げを経験。2021年からは同社の子会社で焼鳥業態に特化したAP Restoryに移り、代表取締役社長として15店舗を展開。最高売上を叩き出す実績を残し、2025年3月に退社して『Five bird』を立ち上げた。

「創業店は確実に勝てる業態で勝負しようと考え、前職の経験を活かせる中間価格帯の焼鳥店に決めました。さらに、『五感で楽しむ新焼鳥』というコンセプトを打ち出し、メニューと接客の両面を磨き込んだ業態を作り込みました」(本間氏)

武蔵小杉駅から徒歩3分の路地裏に立地。主要客層は40代で、夫婦やオフィスワーカーのグループ客、ファミリーなど幅広く男女比は半々(写真提供:Five bird)

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笹木理恵

ライター: 笹木理恵

飲食業界専門誌の編集を経て独立。スイーツ・パンからフレンチ、ラーメンなどまで、食のあらゆるジャンルを担当。飲食専門誌を中心に、一般雑誌やWEB、書籍などで活動している。「All About」「Yahoo!ニュース個人」でも執筆中。 https://foodwriter-rie.com/