学芸大学の人気酒場が大手町に! 『鳩乃湯 大手町』のビジネス街での戦い方
適正な人員配置と業務の効率化で黒字化を達成
夜営業について吉利氏は「1回転すればOK」と言い、「この店は『効率化』が裏テーマなんです」と打ち明ける。「この付近は夜になると人通りが消えますから、夜が苦戦することは開業前から折り込み済み。そこで、売上を伸ばす施策よりも効率化を命題に掲げ、ミニマムの人員で最大限の利益を出せるモデルをここで築きたいと考えています。14〜17時のアイドルタイムに対しても、集中して仕込みができるとメリットに捉えています」
立地で客層と利用時間が限られてしまう以上、SNSの施策に時間を割いても意味がない。大手町店のミッションは、お客が来る時間に適正な人員配置をすることと、売上が少なくても黒字化することだと吉利氏は説明する。
「自分たちはこれまで真逆のやり方で運営をしてきましたが、学芸大学の『鳩乃湯』がハネて、売れば売るほど現場が疲弊してしまうという苦労も経験しました。その点、大手町は土日祝が定休日のため、毎日同じメンバーで働けて効率的な運営がしやすいというメリットが大きい。さらに閉店時間も早いので、子どもがいるスタッフなど従来の店舗では雇用しづらかったスタッフの採用にもつながります。大手町店が社内のバランサーとなって会社としての厚みが出て、さらなる成長を目指せると考えています」
「今後は、都心の繁華街、首都圏の郊外、ビルインの3本柱で、3年間で5店舗の新規出店を目標にしています」と吉利氏。年明けには麻布十番店の開業、さらに郊外への出店計画も進行しているという。成熟したネオ酒場が、咲く場所を変えどんな花を開かせるのか、楽しみだ。
『鳩乃湯 大手町』
住所/東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ1F
電話番号/03-6262-7157
営業時間/11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日/土日祝
坪席数/22坪・32席(+テラス20席)
https://www.instagram.com/hatonoyuotemachi/









