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阿佐ヶ谷の自然派ワインバー『スーパーサブ』。料理全品500円均一でも利益を出す超ワンオペ術

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学生時代のアルバイト先や就職したインポーターの主力が自然派だったことから、同店のワインも自然派ワインをメインに打ち出す

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ワインの敷居を下げ、気軽に楽しめる「大衆酒場」を目指す

安藤氏が飲食業に入ったきっかけは、大学時代のアルバイトだった。横浜のイタリアンレストランで料理とワインが生み出すマリアージュの奥深さに感銘を受け、漠然と飲食店の開業を目指すようになったという。そこで「まずはワインを学びたい」と、大学卒業後にワインの輸入販売を行う会社に就職した。

「インポーターでの仕事を通して感じたのが、ワインに対して敷居が高いイメージを持たれている方が多いということ。自分がやるなら、気軽に利用できる店をつくりたいと思いました」

現場での経験を積むべく、野毛を中心に飲食店を展開している「Def eat」へ転職。モツ焼き、焼き鳥、ネオ中華など、ジャンルは異なるが大衆的な酒場業態で6年間、飲食のノウハウを学んだ。

自身の店は新天地で開きたいと、当初は自然派ワインの店が多い幡ヶ谷で物件を探していた安藤氏。しかし希望に合うものがなく、次に自然派ワインの需要が高まりそうなエリアとして中央線沿線に着目した。そこで見つけたのが、今の物件だったという。

「阿佐ヶ谷はそれほどワインの需要が見込めないのではと思っていたので、実は候補地としての優先順位が高くはなかったんです。でもふたを開けてみれば“こういう店が欲しかった”という声が多く、ワインが好きでうちの店を目当てにやって来る方が大半でした」

地元住民にとっての“スーパーサブ”へ

開業直後から安定した経営を続けており、月商は約150万円。客層は近隣の住民を中心に、地元の飲食店スタッフも少なくない。阿佐ヶ谷は月に1〜2回は祭りやイベントが開催されており、その都度同店も参加することで少しずつ認知を広げている。

店名の由来は、サッカー等のスポーツにおける控え選手の中でも、切り札となるような優れた選手のこと。「店の料理やワイン、スタッフ、雰囲気は、主役であるお客さまを引き立てる“サブ”であり、その中でもスーパーな存在でありたい」と安藤氏。その言葉の通り、地元住民にとっての“スーパーサブ”になりつつある。

もともとはおでんバーとして営業していた、7坪の居抜き。内装のデザインは一新し、アンティークの装飾やモルタルを組み合わせて居心地の良い空間に仕上げた

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『スーパーサブ』
住所/東京都杉並区阿佐谷南2-21-15
営業時間/17:00〜24:00
定休日/月曜
席数/テーブル9席、カウンター7席
https://www.instagram.com/supersub_asagaya/

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難波美枝

ライター: 難波美枝

ライター・エディター。プロ向けのフランス料理専門誌の編集部におよそ10年在籍した後、フリーランスに。料理雑誌やワイン専門誌、Webなどで星つきレストランからビストロ、バルまで、幅広く取材。