学芸大学『リ・カーリカ』に学ぶ最強のチーム論。正社員9割で挑む「人が育つ」組織のつくり方
人材の循環こそが、組織の健全な姿
創業から13年が経ち、スタッフの平均年齢も上がってきた。だからこそ、10年選手の卒業と独立は、会社にとって喜ばしい新陳代謝だと堤氏は捉えている。
「ずっと同じメンバーで固まっていると、どうしても組織は停滞します。長く働いてくれたスタッフが独立して活躍するのは誇らしいことですし、空いたポストにまた新しい若手が入ってくることで、店にも新しい風が吹く。この循環を作ることが、長く愛される店作りには不可欠だと思っています」
卒業生たちとは今でも良好な関係が続いている。独立したOBの店に堤氏が顔を出したり、逆にOBが相談に来たり。「辞めたら終わり」ではなく、同じ飲食業界の仲間としてつながり続けることも、タバッキ流のファミリー意識だ。
今後の展望について堤氏は、「シニアになっても働ける飲食の形」を模索しているという。
「僕も含め、歳をとっても現場に立ち続けられるような、あるいは異業種を定年退職した人がセカンドキャリアとして輝けるような、そんな飲食店を作れたら面白いですね。町おこしプロジェクトなどと組んで、飲食の力で地域に貢献していく。そんな未来を描いています」
人を育て、送り出し、また新しい人を迎える。『リ・カーリカ』の料理が常にみずみずしく、活気に満ちているのは、この健全な「人の循環」があるからにほかならない。熱量のある人材と出会い、彼らがプロフェッショナルとして育つ土壌がある限り、タバッキの快進撃は続いていくだろう。
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『リ・カーリカ』
住所/東京都目黒区鷹番2-16-14 B1F
電話番号/03-6303-3297
営業時間/18:00~24:00(土17:00~、日祝~23:00)
定休日/不定休
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