“鉄板×野菜”の三軒茶屋『アズミスチール』。物件の欠点を武器に変える差別化術
食べログ百名店に選出された板橋の立ち飲み店『スタンドトトノイ』や、坪月商60万円越えの学芸大学の人気酒場『コーヨーハイツ』など、独自性の高い繁盛店を次々と生み出しているbros & co.株式会社。同社が2026年1月13日、三軒茶屋の茶沢通り裏に新業態『アズミスチール』をオープンさせた。コンセプトは「昭和の町工場」。あえて「旬の野菜」を主役に据える鉄板焼き×和食のニッチ戦略で、激戦区での差別化を図る同社のブランド構築術に迫る。
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「あずみビル」だから『アズミスチール』。物件の欠点を“世界観”へ変換する逆転の発想
「物件ありき」でコンセプトを導き出すのが同社の真髄だ。当初は恵比寿や中目黒エリアを中心に物件を探してきたが2025年8月、三軒茶屋の路地裏にある築古物件のオファーを受け即決した。
この物件、一見すると飲食店としては不利な要素が目立っていた。外装には給湯器やガスメーターがむき出しで並び、路地裏特有の古びた空気感が漂っていたのだ。
「最初は隠してモダンな印象にしようかとも考えましたが、あえて隠さず、むき出しの設備を活かして“町工場”や“鉄工所”のような世界観に振り切ることにしたんです。サビ加工もすべてデザインとして施しました」(大戸氏)
店名の『アズミスチール』は、ビル名である「あずみビル」と、店内に多用した「鉄(スチール)」の素材感を掛け合わせたものだ。物件が持つ昭和レトロな個性を「大人の秘密基地」という魅力的なコンテンツへと昇華させた。
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