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池尻大橋の人気カフェ×バー『nova』。柔軟な空間設計とメニュー構成で昼夜の需要を総取り

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写真左から『nova』のシェフ・成田 隆次氏、ジェネラルマネージャー・鐘ヶ江 仁氏、アシスタントディレクター・木下令央氏(写真提供:TRACTION inc.)

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渋谷から1駅という立地ながら、落ち着いた住宅街としての顔も持つ池尻大橋。近年は同エリアに飲食店の出店が相次ぎ、注目を集めつつある。2024年にオープンしたカフェバー『nova(ノヴァ)』も、その1軒。運営するのは、同エリアでドミナント展開を進めるTRACTION inc.だ。代表を務める榊原祐樹氏に、出店の狙いと店づくりについて話を聞いた。

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シーンごとにフィットする柔軟な空間設計と、音楽の間口を広げる仕掛け

池尻大橋駅東口からほど近く、小さな飲食店が軒を連ねる一角に構える『nova』。かつて理容室『ヘアサロンニシムラ』として使われていた物件をリノベーションした店舗で、内装はデザイナーでもある榊原氏が担当した。

客席にはキッチンを囲むカウンターの他、テーブルやソファを配置。椅子を片付ければオールスタンディングでのイベント利用も可能で、夜はカーテンで空間を仕切り、雰囲気を自在に変更できる。昼はカフェ、夜はバー、時にはクローズドのイベントなど、時間帯で空間の役割を使い分けるフレキシブルな設計が、多様なニーズに応えている。

駅から徒歩30秒の好立地(写真提供:TRACTION inc.)

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内装では、天井を高く見せるためあえて照明のダクトレールを設置せず、海外のカフェやバーの開放感を意識した。壁の中央には1980年製のヴィンテージスピーカー「ALTEC VALENCIA」を設え、象徴的な存在となっている。

「これは完全に僕の趣味で、いつか店に置きたいと思っていたものです。最近では各地にミュージックバーやレコードバーがありますが、どうしても『レコードに詳しくないと入りづらい』というハードルがある。そのハードルを下げて、誰でも気軽に音楽を楽しめる空間にしたかった」と榊原氏。店内では特定のジャンルに偏らず、1日を通してオールジャンルミックスで多様な音楽が流れる。

写真右上に写っているのが、文中にも登場する「ALTEC VALENCIA」のスピーカー(写真提供:TRACTION Inc.)

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河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。