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客単価1200円で月商1000万超! カット売りピザ店『PIZZA SLICE』はなぜ独擅場を走るのか

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『PIZZA SLICE』オーナー・猿丸浩基氏

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2013年の開業以来、都内を中心に6店舗を展開するニューヨークスタイルのピザ店『PIZZA SLICE(ピザスライス)』。1/8サイズのカット売りを基本とし、客単価約1,200円ながら月商1,000万円を売り上げる店舗もあるという。ホール提供が主流の日本のピザ市場において、なぜこのスタイルが支持されているのか。オーナーの猿丸浩基氏に、店づくりの背景やマインドセットについて聞いた。

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「日本にもこんな店がほしい」。少年時代の夢がすべての原点

1980~90年代、アメリカ映画に登場するピザに憧れる人は多かったのではないだろうか。当時小学生だった猿丸氏もその一人だ。画面越しに見るアメリカのカルチャーに惹かれ、ちょうど日本に宅配ピザが登場したタイミングもあり、自宅でもよく注文していたという。

1号店の代官山『PIZZA SLICE』は洗練された空間が話題に。(画像提供:PIZZA SLICE)

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中学生の時にハワイで初めてニューヨークスタイルのピザに触れ、「日本にもこんな店があったらいいのに」と思ったことが、やがて25歳で単身渡米するきっかけになった。現地では飛び込みで修業を申し込み、約2年間経験を積んだ後、27歳で代官山に1号店となる『PIZZA SLICE』を開業。駅から離れた立地のため当初は苦戦したが、ピザの味と内装にこだわった独自の空間は雑誌やSNSで注目され、徐々に認知度を高めていった。

「初期投資はかさみましたが、ニューヨークに近い世界観をつくり上げたことと、ちょうどInstagramが流行し始めた時期と重なったことが、売上を伸ばす大きな要因になりました」

その後、原宿キャットストリートや宮下パークなど、都内を中心に店舗を展開。2020年に「COMMISSARY日本橋」内に店舗をオープンするとともに、セントラルキッチンを設置し、ここで作ったピザを都内の各店舗に配送する体制を整え、オペレーションの効率化を図った。さらに2025年には東京を飛び出し、静岡や初の海外店舗となるソウルへの進出も果たしている。

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河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。