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「地元愛がすべての原動力」──『佐渡の酒と肴 だっちゃ』きたむらさやかさん|ルーキーズ・スナップ

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お店のイメージとマッチする甚平を着こなす、きたむらさん

「佐渡には美味しい食材が本当にたくさんあるんです」。そう語るのは、店主・きたむらさやかさん。姉御肌の佇まいがありながら、常連客からは“さやちゃん”と呼ばれ親しまれている。

『佐渡の酒と肴 だっちゃ』は、店名にある通り新潟県佐渡市の郷土料理を提供する“佐渡専門”の居酒屋。国際保護鳥に指定されているトキの模型が飾られていたり、テレビに取り上げられ一躍話題となった佐渡の日本酒「至(いたる)」が置いてあったりと、地元愛が感じられるお店だ。

きたむらさんは、もともと教育研修のコンサルティングや小売店のスーパーバイザーといった仕事に従事していた。しかし、リーマンショックが起きて会社が傾き始めたことをきっかけに転職。「やるなら自分のやりたいことをやろう」という思いから、浅草で『だっちゃ』をオープンした。最初は4坪の小さな箱から始まり、女性ひとりで料理から接客までをこなしながら地道に顧客を増やしてきた。佐渡に住む地元の人がわざわざ足を運んでくれることもあるという。

「もともと母が早く亡くなったこともあり、料理はする方でした。食べることも大好きだったので、自分の出身地の食材をテーマに仕事をしてみようと思ったことがきっかけで、飲食業界に足を踏み入れました。今まで飲食店での仕事は学生時代のアルバイトくらいしかしたことがなく、ベースがないところからのスタートだったので、最初は毎日が手探り。多くの飲食店が3年以内に潰れると言われる中で、修行経験がないのによくここまでやってきたと思っています(笑)」

一番おすすめの日本酒「至」

続ける強い思いがあったから今の自分がいる

「飲食業界で感じた大変さは?」と聞くと、体力的な面で悩みを抱えていると打ち明けてくれた。

「修行経験のある方に比べたら、スタミナが本当に足りないなと感じています。あと、生活サイクルが会社員時代とは変わったために体調を崩したことも。お客様ごとに細やかな対応が求められたり、酔ったお客様の対応に苦労したりと、ストレスのたまる感情労働だな……と感じることもあります」

こうして感じる大変さもあるが、仲間や常連客に助けられながら乗り切ってきたときたむらさんは話しを続ける。

「仕事はしんどいことがどうしてもついてくるものだと思っています。それを感じてすぐに辞めるのではなく、とにかく続けてみることが大切だとわかりました。潰れるお店は、赤字で潰れるのではなく、辛くてしんどいときに、うまくいくための努力をやめてしまうから潰れるんじゃないかな」

いたるところに佐渡に関連するものが

好きな地元に店を通して貢献したい

『だっちゃ』の売りは、新鮮な魚介類や野菜、フグの卵巣の粕漬けやサメといった珍味、そして日本酒にいたるまで、ほぼすべてが佐渡産のものを使っていること。きたむらさんには生まれ育った佐渡に何かしらのかたちで貢献したいという気持ちがあるのだとか。

「将来的には、佐渡関連のビジネスも手掛けたいと思っています。でも、今は現場で精一杯(笑)。まずは、このお店をもっと多くの人に知ってもらい、発展させることを目指しています。お店の売上が上がれば、佐渡からより多く仕入れができますからね」

脱サラで開業した『佐渡の酒と肴 だっちゃ』は、今年で8周年を迎える。きたむらさんの強い眼差しには、お店と佐渡の双方の発展を思う心意気が感じられた。

【PROFILE】
特技:スキューバダイビング
チャームポイント:大きな声!
休日の過ごし方:テレビ鑑賞、気になるお店へ飲みに行く
好きな異性のタイプ:頼りがいのある人
将来の目標:お店を増やして、佐渡島の知名度をもっとあげたい!
得意な仕事内容:お好みの日本酒を選ぶお手伝い
お店のおすすめポイント:必ず佐渡産のものが食べられる
お仕事のやりがい:接客も料理も、その感想などを直接お客さんから聞ける

佐渡の魅力がつまった料理をご堪能あれ

『佐渡の酒と肴 だっちゃ』
住所/東京都台東区西浅草2-27-1 伊東ビル1F
電話番号/03-5830-3790
営業時間/17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日/不定休
http://da-cha.net

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小川迪裕

About 小川迪裕

フリーランスライター・編集者。ファッション誌の編集を経験後、アウトドア、フード、健康などの記事を執筆。趣味が高じて、オートキャンプインストラクターの資格を取得。カルチャー教室「イオンカルチャークラブ」にて教室を主幹。そのほか、ポッドキャスト番組「ワンコと一緒にくるま旅」のパーソナリティも務める。