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飲食店の「応援消費」約3割が経験あり。ホットペッパーグルメ外食総研が調査

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画像素材:PIXTA

リクルートライフスタイルの外食市場調査・研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」が、飲食店や生産者の支援を目的とした「応援消費」の実態を調査した。コロナ禍で厳しい状況が続く飲食店が多い中、消費者は応援消費にどのような考えを持っているだろうか。今回はその調査結果の一部を紹介していく。

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調査期間:2020年10月1日(木)~2020年10月9日(金)
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女
有効回答数:9,994件
詳しい調査結果はこちら(PDF資料)

30.7%が飲食店に対する「応援消費」経験済

コロナ禍で飲食店を支援する気持ちで利用した経験があるかどうか尋ねた質問では、約3割の人が「支援の気持ちから飲食を行ったことがある(30.7%)」と回答。性年代別に見ると、50歳代女性が応援消費を経験している割合が高かった。

さらに、「支援の気持ちから飲食を行ったことはないが、今後行いたい」と、応援消費に前向きな姿勢を見せている人は全体の43.3%。特に女性や中高年層が応援消費に積極的な様子が明らかとなった。なお、「支援の気持ちから飲食を行ったことがなく、今後も行おうと思わない」と回答した人は26.1%だった。

約3割の人が「応援消費」を経験済

「外食」による支援が63.1%。メニューや品目別では「和食」が最多

具体的にどのような行動で応援消費を行っていたのかを見てみると、最も多かったのが、「外食(63.1%)」という回答。次に、「テイクアウト(54.7%)」、「デリバリー(19.4%)」が続く。

性年代別では、20歳代男性の「外食」による支援が多いことに加え、20歳代・30歳代男性の「デリバリー」や「クラウドファンディング」を活用した支援も目立っている。また、30歳代女性は、他の性年代と比べると「テイクアウト」や「デリバリー」による支援が多い結果となった。

「外食」による支援が63.1%と最多

続いて、応援消費で実際に飲食店から購入や消費をしたメニューや品目について見てみると、全体の半数以上が選択した「和食(52.3%)」が最多となった。次に「パスタ、ピザを除いた洋食(33.9%)」、「専門店のラーメンを除く中華料理(32.0%)」が続く。「和食」は、男女ともに中高年層に人気で、60歳代の男性では65.3%が購入または飲食をしている。一方で、20・30歳代の男性は「中華料理」の利用が目立っている。

「和食」は男女ともに中高年層に人気

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サトウカオル

ライター: サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。