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飲食店の「DX化」、人気店の事例3選。『肉汁餃子のダンダダン』『松屋』ほか

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配膳ロボット「Servi(サービィ)」。写真はレインズインターナショナル社の導入の様子

最近、飲食業界で大きな課題となっているのが「人手不足」問題だ。飲食店の6割以上でアルバイト・パートが不足しているとのデータもあり、多くの店舗が人手不足を解消するために業務効率化などの改善を図っている。

そんな中、注目を集めているのが、モバイルオーダー等を用いた飲食店のDX(デジタルトランスフォーメーション)化だ。ここでは人気店の取り組みを3例紹介。DX化を検討している店舗は参考にしてみてはいかがだろうか。

『肉汁餃子のダンダダン』は予約システム導入で
「省人化」と「顧客満足度の向上」に成功

普遍的な人気メニュー・餃子を武器に、全国110店舗を展開する『肉汁餃子のダンダダン』。2020年10月よりアフターコロナに向けた店舗DX化がスタートし、一部直営店で店内席予約「GATE Reserve」やテイクアウト予約「GATEモバイルオーダー」を導入。店内予約やテイクアウトの情報を一元管理することで、オペレーションが効率化され、飲食店が本来注力すべき調理・接客へと集中できるようになったそうだ。

運営会社である株式会社NATTY SWANKYの井石裕二社長は、予約システム導入について、「コロナ禍に一部店舗で予約システム導入と本店でのテイクアウト予約システムを実験的に導入した結果、情報の一元管理により店舗スタッフの手間が削減、スタッフはお客様とのやりとりに集中することで顧客満足度向上の取り組みを進めることができました。これらサービスを幅広く導入することで、人でないと成しえないサービスと、省人化・自動化してもお客様にご満足いただける作業とを切り分け、業務効率化、コスト削減、売上向上、顧客満足度の向上を視野に入れた我々ならではの店舗DXを実現していきたいと考えています」と語っている。
■参考:肉汁餃子のダンダダン、外食DX本格始動!顧客体験価値の実現に向け「GATE」シリーズ導入決定

『肉汁餃子のダンダダン』の餃子

『0秒レモンサワー®』は配膳ロボット導入でニューノーマルな時代に対応

ここ数年で少しずつ目にするようになった「配膳ロボット」。ファミレスなど店内面積が広い店舗で利用されるイメージだが、人が混み合う居酒屋でも導入が進んでいるようだ。人気店『0秒レモンサワー® 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭』もその一つ。9月1日より高槻店・船橋駅前店で、配膳ロボット「Servi(サービィ)」を導入し、DX化を促進している。

「Servi」はソフトバンクロボティクスが提供する配膳ロボットで、『焼肉きんぐ』や『サイゼリヤ』といった大手チェーンが続々と導入し話題になっている。高い移動性能を持ち、かつ最大30kgの料理を一度に運べるのが魅力だ。同店は「Servi」の導入について、「スタッフがより多くの時間をお客様対応に充てたいという当店の狙い、お客様との直接的な接触を削減するニューノーマルな時代にも合致しています」としている。
■参考:「0秒レモンサワー® 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」9月1日(水)より配膳ロボット『Servi(サービィ)』を導入

『0秒レモンサワー®~』ではロボットを「てぇてぇ」と名付け、スタッフの一員として可愛がっている

松屋フーズHDはチャットツール「LaKeel」を導入し、情報共有をスピード化

人気牛丼チェーン『松屋』を展開する松屋フーズホールディングスもDX化に取り組む企業の一つ。多くの従業員を抱える企業だけにコミュニケーションツールの改善にも積極的なようだ。

松屋フーズHDが導入したのはビジネスチャットツール「LaKeel Messenger」。グループチャット等、従業員同士の連絡機能が充実しており、近年、問題視されている「シャドーIT」(会社で承認されていないデバイスやSNSなどを仕事で使うこと)対策にも役立つサービスだ。松屋フーズHDでは「LaKeel Messenger」を導入したことにより、以下のような成果が上がっているという。

・期間限定メニューの作り方や販促ポスター掲示方法の共有など、本部から店舗へのトップダウンをチャットで実施。情報共有のスピードアップが図れた
・アンケート機能で迅速なボトムアップが可能となり、問題の早期発見・社内データの蓄積が図れた
・勤務上発生する疑問についてFAQチャットボットでの自動回答を推進。その他、アルバイト勤務希望日提出機能や給与明細照会機能を追加。従業員の業務簡略化、福利厚生の充実が図れた
■参考:株式会社松屋フーズホールディングスが「LaKeel」を導入し、従業員コミュニケーションを改善

『松屋』恵比寿西店

飲食店のDX化には様々なアプローチがある。大切なのは、人の手を掛けた方がいい作業、そしてテクノロジーの力を借りた方がいい作業を適切に見分けることだ。自店舗の魅力を再確認しながら、それをよりいい方向に持っていけるように、そして従業員がさらに働きやすい環境になるようにDX化を進めていってほしい。

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