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「ミシュランガイド京都・大阪2023」発表。三つ星9軒、『瓢亭』『菊乃井 本店』は14年連続

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左から日本ミシュランタイヤ執行役員 本城 征二氏、代表取締役社長 須藤 元氏、ミシュランマン (C)MICHELIN

日本ミシュランタイヤは10月4日、『ミシュランガイド京都・大阪2023』の掲載店を発表した。京都・大阪版は、今回で14回目となる。昨年の掲載店発表会は、オンライン配信で行われたが、今年は3年ぶりに料理人やシェフらが会場を訪れての開催となった。日本ミシュランタイヤ代表取締役社長の須藤 元氏は、「関係者の皆様と実際にお目にかかり、セレクションをお伝えできること、またその喜びを共有できるのは大変光栄であり、なによりも嬉しいことです」と喜びを語った。

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『瓢亭』『菊乃井 本店』が14年連続の三つ星獲得

今回の『ミシュランガイド京都・大阪2023』に掲載された店舗は389軒。このうち新たに掲載された店舗は41軒だ。地域別では、京都が196軒(うち新規掲載店は19軒)、大阪が193軒(うち新規掲載店は22軒)となっている。

今回、“そのために旅行する価値のある卓越した料理”である三つ星の評価を受けたのは、京都6軒、大阪3軒の計9軒。いずれも昨年から掲載されている店舗で、新規追加店はない。京都にある『瓢亭』と『菊乃井 本店』は、14年連続での三つ星評価となった。

三つ星店を代表した挨拶で、『菊乃井 本店』の村田吉弘氏は、「京都は、京都というチームで動いている」と話し、今回一つ星の評価を獲得した弟子の『研野』を例に挙げ、「それぞれの店から出た人間がミシュランを貰えるぐらい頑張ってくれれば、日本の食はもっと豊かになる」とコメントした。今回、三つ星での掲載となった店舗は次の通りだ。

■三つ星
【京都】
瓢亭(日本料理)
一子相伝 なかむら(日本料理)
祇園 さゝ木(日本料理)
菊乃井 本店(日本料理)
前田(日本料理)
未在(日本料理)

【大阪】
太庵(日本料理)
HAJIME(イノベーティブ)
柏屋(日本料理)

中国料理『ベルロオジエ』が評価を一つ上げ、二つ星に

“遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理”を出す二つ星には、京都19軒、大阪10軒の計29軒が選ばれた。多くが昨年と同じ顔ぶれだが、京都・東山区に店を構える『凌霄』が新たに二つ星の評価を受けた。また、昨年一つ星に選ばれた中国料理の『ベルロオジエ』は、評価を一つ上げて二つ星となった。今回、二つ星の評価を獲得した店舗は次の通り。

■二つ星
【京都】
御料理 光安(日本料理)
有職料理 萬亀楼(日本料理)
おたぎ(日本料理)
京懐石 吉泉(日本料理)
草喰 なかひがし(日本料理)
美山荘(日本料理)
緒方(日本料理)
菊乃井 露庵(日本料理)
ベルロオジエ(中国料理)
和ごころ泉(日本料理)
祇園 大渡(日本料理)
祇園 にしかわ(日本料理)
祇園 又吉(日本料理)
祇園 丸山(日本料理)
建仁寺 祇園 丸山(日本料理)
高台寺 和久傳(日本料理)
新門前 米村(イノベーティブ)
炭火割烹 いふき(日本料理)
凌霄(日本料理)

【大阪】
カハラ(イノベーティブ)
寿し芳(寿司)
天神橋 青木(日本料理)
ぬま田(天ぷら)
宮本(日本料理)
弧柳(日本料理)
Fujiya 1935(イノベーティブ)
ラ・シーム(フランス料理)
旬彩天 つちや(天ぷら)

“近くに訪れたら行く価値のある優れた料理”である一つ星の評価を受けた店舗は154軒。このうち京都は73軒で、『研野』(日本料理)、『ドーディチ』(イタリア料理)、『圓融菴 小林』(天ぷら)の3軒は、初掲載の店舗だ。一方、大阪は81軒が一つ星の評価を獲得。新規追加店舗は、『上方中華 新瓊』(中国料理)、『浪速割烹 昇』(日本料理)、『ネント』(フランス料理)、『焼鳥 とり泉』(焼鳥)、『オリジン』(フランス料理)、『鮨 三心』(寿司)、『伏見町 栫山』(日本料理)、『プレスキル』(フランス料理)の8軒だ。

“価値以上の満足感が得られる料理”であるビブグルマンには、京都98軒、大阪99軒の計197軒が選ばれた。このうち29軒が新規掲載店となっている。新規追加店は、カレー、寿司、ラーメン、うどん、日本料理、おでんなど、多岐に渡るジャンルから選出されている。

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サトウカオル

ライター: サトウカオル

グルメ、ライフスタイル、ITとさまざまなジャンルの執筆を経験。現在は、ポップカルチャー系のウェブサイトでグルメ関連の記事を執筆中。趣味は、料理とネットサーフィン。ネットで気になった料理を自分流にアレンジして食べるのが最近のマイブーム。