「ミシュランガイド東京2025」発表会レポート。『セザン』など掲載店から読み解くグルメシーン
2024年10月17日に開催されたグルメガイドブック「ミシュランガイド東京2025」の掲載店舗発表セレモニー。速報に続き、ここでは開催場所である「ウェスティンホテル東京」で体感した熱気をそのまま、レポートにしてお届けする。
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店づくりの指標にもなるミシュランガイド掲載店
日本ミシュランタイヤ株式会社代表である須藤元氏による挨拶の後、ビブグルマン新規掲載店の発表からはじまった今年度のセレモニー。ビブグルマンと言えば、元々は客単価5,000円以下の店が掲載されていただけに、上限価格が撤廃された現在も「ラーメン」や「とんかつ」といった比較的庶民派な料理カテゴリーの掲載が目立つ。
■ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)を新たに受けた13店
『ル ビストロ デ ブル』(フランス料理・渋谷区)
『をことて』(日本料理・文京区)
『アウダチェ』(イタリア料理・目黒区)
『鮨 三か田』(寿司・港区)
『Fry家』(とんかつ・新宿区)
『マ プール』(フランス料理・文京区)
『ラーメン マツイ』(ラーメン・新宿区)
『ヌガ』(フランス料理・中央区)
『立食い鮨 鮨川』(寿司・渋谷区)
『ブラッスリー ポワソンルージュ』(フランス料理・品川区)
『函館塩ラーメン 五稜郭』(ラーメン・杉並区)
『レ シス』(フランス料理・港区)
『塩そば 時空』(ラーメン・杉並区)
新規掲載店はラーメン3店、寿司2店、とんかつ1店、日本料理1店、イタリア料理1店、フランス料理5店の合計13店。今年度の掲載店は110店であり、「ミシュランガイド東京2024」の127店、「ミシュランガイド東京2023」の222店と比較すれば減少傾向にあるが、それだけ掲載店の希少価値が高まったとも言える。
例えば、ビブグルマンの「居酒屋」カテゴリー掲載店は大岡山『和食や 太いち』と人形町『ヤマト』の2店だけ。ビブグルマン掲載店になれば世界中から注目を集め、客足の増加につながるだけでなく、東京を代表する名店の証ともなる。どういった点が評価されているのか、掲載店を店づくりの指標として見るのも良いだろう。
