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居酒屋やバルの集客にもつながる? 宴会シーズンは「二日酔い防止メニュー」でバズろう!

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画像素材:PIXTA

新型コロナウイルスへの懸念はいまだあるものの、2022年後半からコロナ自粛の雰囲気も幾分か和らぎつつある。今まさに書き入れどきを迎えている飲食店も多いだろう。

そんなときにぜひ検討して欲しいのが、この時期ならではの「二日酔い防止メニュー」だ。宴会が久しぶりのお客様に寄り添ったメニューを提案できれば店舗の印象アップにつながるほか、SNSで発信すればバズる可能性もある。

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二日酔い防止メニューを考える前に知っておきたいこと

二日酔い防止のメニューを考案するためには、まず二日酔いのメカニズムについて理解する必要がある。厚生労働省が運営するe-ヘルスネットによると、実は二日酔いの症状は「完全には解明できていない」のだという。ただし、その原因は明らかに「飲みすぎ」であり、有力な説としては、軽度の離脱症状(※)や、お酒に含まれるメタノールの影響など、複数の原因が合わさって発症することが挙げられている。

二日酔い防止メニューを考案する際は、上記の原因に効果があると考えられる食材の使用が求められるだろう。ただし、誤解や不要なトラブルを避けるためにもSNSやメニュー、ポップなどへの「必ず二日酔いしなくなる!」といった断定表現の記載は避けるべきである。

※アルコールなど依存性のある嗜好品の反復使用を突然やめたことによる病的な症状のこと。アルコールの軽度の離脱症状では、手足のふるえや頭痛、脱力、発汗などが見られる。

アルコールの「吸収抑制」と「代謝・分解の促進」がカギ

二日酔いの原因として一般消費者に広く知られているのが、アルコールを代謝する際に発生する「アセトアルデヒド」だ。肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒドは、頭痛や吐き気を引き起こす一因とされている。

そしてアルコールを吸収するのは胃腸である。このため「胃腸でのアルコールの吸収を抑制する」という働きがある成分を摂取することができれば、二日酔い対策につなげられるだろう。また、アルコールによってダメージを受けてしまう胃腸の粘膜を守る成分や、胃酸の分泌を抑止・中和する成分も有効だと考えられている。

■肝機能の回復、代謝・分解の促進が期待できる食材(例)
・鶏肉
・魚、魚介類(イカ、タコ、エビ、ホタテ)
・大根おろし
・ブロッコリーやキャベツなど、アブラナ科の野菜
・リンゴやオレンジ
・シジミ
・ウコン

■吸収抑制が期待できる食材(例)
・緑茶
・柿、緑茶
・ウコン

定番メニューでも、二日酔い防止食材をふんだんに! 魚介とブロッコリーのアヒージョ

■材料
ブロッコリー
エビ・イカ・タコ・ホタテ
にんにく
鷹の爪
オリーブオイル
ハーブ(バジル・ローズマリー・タイム等)

■作り方
1、オリーブオイルににんにく、鷹の爪、ハーブを入れ、香りが出るまで弱火で熱する
2、水気を切った具材を入れて煮込む

ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜にはスルフォラファンという物質が含まれており、体内でアセトアルデヒドの分解を促進する働きがある。複数の具材を混ぜるのもいいが、写真映えを意識するのであれば具材をなるべく絞り、盛り付けで“キャラ立ち”させよう。

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ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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