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人気ラーメン店の店主“食事中のイヤホン着用”にXで苦言。「マナーを守ってほしい」

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写真はイメージ。画像素材:PIXTA

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東京都・早稲田にある人気ラーメン店『武道家 早稲田本店』の店主が、イヤホンを付けたまま食事をする客に対して、X(旧Twitter)で「店内でイヤホンつけるの止めて欲しい」(原文ママ)と発信したことが賛否を呼んでいる。本記事では、店主が発信した内容と、それに対するXでの声を紹介する。

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好みが聞けない、すぐに食べてもらえない。回転率も低下

『武道家 早稲田本店』の店主がXで発信したのは、6月25日のこと。イヤホンNGの理由について、店主は「ラーメンのお好みを伺っても聞こえてない、ラーメン出す時にお声がけしても聞こえてないから受け取ってくれない、イヤホンつけて動画見ながら食べてるから店の回転が悪くなる」(原文ママ)と説明。さらに店内にはスマートフォンを見ながらの食事は禁止と書いてあるとし、「昔はこんな事なかったよ」とこぼした。

この投稿に対しSNSでは、賛同コメントとして「自分が作った料理をイヤホンを付けたまま食べられることは、誰でも気分いいものではない」「店側にも迷惑だし、待っている他の客にも迷惑」「店によっては麺の硬さなどを聞くので、せめてラーメン受け取りまではイヤホンを外すべき」「注文時や受け渡しの際にイヤホンを外すのが礼儀」などが上がっている。

一方で「回転率は客には関係ない」「ワンコイン時代ならともかく千円越えしている店ではのんびり食事をしたい」「禁止事項は店外にもあると助かる。入店しなくて済むので」など、一部否定的なコメントもある。なかには「他人のズルズル音やクチャラーが苦手で付けているため勘弁してほしい」「店内がうるさ過ぎる場合、ノイズキャンセリングで音を聞こえにくくしたくなる時がある」という声もあった。

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店も客もお互いが気持ちよく過ごせるよう配慮を

店主によると、イヤホンをしている客は全体の約3割。ワイヤレスイヤホンの普及もあり、ここ1年で急増しているという。「イヤホンは絶対に外すべきということではなく、マナーを守ってほしいと伝えている。“注文時は外す”といった臨機応変な対応で、イヤホンを付けることによる弊害がなければいい」としている。

SNSでは賛否両論あるものの、7月2日には『ラーメン二郎 亀戸店』がXで「今度から店内ではイヤホンを外すようお願いします」と投稿した。理由としては「ニンニク入れますか?」の声や注意喚起などに「イヤホンをしていて気づかなかった」という人が一定数いるからだという。

イヤホンを着用したままの食事では、相手の声が聞こえず、店の営業の妨げになることもある。店も客も、お互いが気持ちよく過ごせるよう、マナーや配慮を忘れないようにしたい。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。