Z世代の新「飲み会ワード」5選。KP、飲みべ、キセキ飲み etc...
若年層、特に“Z世代”にフォーカスしたメディアを運営する「MERY」が、2024年6月に「飲み会ワードに関するMERYアンケート」および「MERY Z世代座談会 vol.1」を実施。Z世代の飲み会新ワードが明らかになった。
■調査概要
調査対象:全国の2004年7月~1998年6月生まれの男女
回答数:300人
調査期間:2024年7月16日(火)
調査方法:インターネット調査
※詳しい調査結果はこちら
>>飲食店の悩み「人手不足」を解消するには? 3つのポイントで採用活動を力強くサポート!
Z世代の飲み会新ワード5つ
1、「KP」認知率:56.33%
意味:乾杯
使い方:「KP〜」と言いながら乾杯
ローマ字表記「Kan Pai」の頭文字を取ったワード。ネット上でもよく使われていて、例えばライブ配信中に配信者が「KP〜」と言うと、視聴者が「KP」とコメントして乾杯する。ワード認知率が高い理由には、Z世代のSNS利用率が高いことも関係しているかもしれない。
2、「飲みべ」認知率:36%
意味:飲みのモチベーション
使い方:「今日飲みべある?」
「飲みのモチベーション」を略して「飲みべ」。飲みに誘う時や、どのくらい飲ませていいか量を確認する時に使う。「飲みべある」と答えると「いっぱい飲ませていいんだ!」と思われるのでご注意を。
3、「チャン」認知率:30%
意味:韓国語で乾杯
使い方:「チャン!」と言いながら乾杯
韓国好きが多いZ世代は、乾杯にも韓国語を使用。K-POPなど韓国好きな子と飲む時や、普通の乾杯よりもちょっとふざけたい時に使う。推し活に勤しむZ世代の中でも、K-POPアイドル推し仲間との飲み会で使ったら盛り上がるワードだ。
4、「オケオ」認知率:26%
意味:カラオケでオールすること
使い方:「オケオ大好き!」「オケオのモチベ今日ある?」
徹夜でカラオケをするという意味の「カラオケオール」を略して「オケオ」。他にも「オール」、「オケオール」、「徹カラ」などの言い方がある。時代と共に使われるワードが少しずつ変化してきているようだ。
5、「キセキ飲み」認知率:22%
意味:GReeeeNの楽曲『キセキ』のMVの特定のシーンで飲むこと
使い方:「今日のキセキ飲みまじきつかったわ〜」
Z世代にとっても、飲み会の後にカラオケに行くのは鉄板コース。カラオケで盛り上がる飲み歌は欠かせない。「キセキ飲み」は、「キセキ」のMVに合わせてマイクを回しながら順番に歌っていき、画面におじいちゃんが登場した時に歌っていた人が飲むというゲームだ。
【注目記事】おじさん飲食店経営者が絶対知っておくべき「Z世代の若者」にウケるマーケ手法とは?
飲み会でも使える、Z世代新ワード
アンケートと並行して「MERY」が実施した座談会では、飲み会ワード以外のZ世代の新ワードも挙がった。
■「耐え」認知率:51%
意味:乗り越えた
使い方:「今日の飲み耐えたわ」
「今日の飲み耐えたわ」=「今日の飲み、気まずくならずに乗り越えた」という意味。飲み会の場面以外では「今日のテストギリ耐えたわ〜」という使い方もする。
■「シャバい」認知率:46.33%
意味:微妙
使い方:「今日の飲み会、ソフドリにしたらシャバいかな?」
昔流行した「シャバい」というワードが、昭和&平成レトロにハマるZ世代の中でブームとなっている。「微妙」というマイナスなことでも、少しポップに言いたい時に使われる。
「Z世代は飲み会に行かない」説がある一方、飲み会好きな層では大学生を中心に、コロナ禍明けの勢いも含めて新語が生まれている。Z世代のニーズをとらえ、集客につなげたいところだ。
