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坪月商80万円を売る『タイ・イサーン料理ヤムヤム』。妥協なき本場の味再現でバンコク逆上陸

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シェフのレックさん

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タイの味、タイの雰囲気を徹底的に追及

『タイ・イサーン料理ヤムヤム門前仲町店』に入るとタイ風の装飾が店内にあふれ、タイの音楽がかかり、タイの雰囲気にあふれている。装飾品は全て川端氏が買い付け、門前仲町で使用しているテーブルもタイから輸送した。商品は数百円程度であったが、送料は数万円になったというから、こだわりもここまでくれば立派と言うしかない。

シェフはもちろん、スタッフのほとんどがタイ人であることからタイ語が飛び交い、都内にいながらにして異国情緒を味わえる。上記3番目の項目を十分すぎるほど満たしているのは実際に店内に入ると実感できる。

「4店舗で料理人は15人程度います。全員タイ人です」と川端社長は言う。4店舗を合わせた総料理長的立場である門前仲町店のレック氏は、タイの5つ星ホテル「デュシタニ」でシェフの経験を有しており、「この店の料理は、タイの味、そのままです」と話す。

人気の「ガイヤーン」(写真提供:ヤムヤム)

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人気の料理はイサーン地方の伝統料理「ガイヤーン」(1,848円)。特製スープに漬け込んだ鶏肉を注文が入ってからグリルで外はカリカリ、中はジューシーに焼き上げる。「多くのタイ料理屋さんでガイヤーンを食べましたが、当店のガイヤーンはどこにも負けないという自信を持っています」と川端氏は言う。

「ガイヤーン」を焼いている様子(写真提供:ヤムヤム)

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また、タイの鍋料理である「チムチュム」(1人前2,068円、2人前から)も定番。使用するハーブは通常は冷凍や乾燥品が用いられるが、タイと同じ亜熱帯にある宮古島の契約農家のものを使用するこだわりで、こちらも人気を集めている。現在はタイの丸ナスやトウガラシ、空芯菜も作る取り組みに着手し、さらに本場に近づける工夫をしている。

「チムチュム」も高い人気を誇る(写真提供:ヤムヤム)

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松田 隆

ライター: 松田 隆

青山学院大学大学院法務研究科卒業。ジャーナリスト。スポーツ新聞社に29年余在籍後にフリーランスに。「GPS捜査に関する最高裁大法廷判決の影響」、「台東区のハラール認証取得支援と政教分離問題」等(弁護士ドットコム)のほか、月刊『Voice』(PHP研究所)など雑誌媒体でも執筆。ニュース&オピニオンサイト「令和電子瓦版」を主宰:https://reiwa-kawaraban.com/