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『渋谷きときと』の新業態『渋谷ぴーくる』始動。「8坪」を最大限に活かした体験価値とは?

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右から、株式会社HENRY代表取締役・横手和愛氏、『渋谷ぴーくる』店長・坂野裕平氏、スタッフ・廣島真幸氏

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最高月商1,680万円をあげるネオ海鮮割烹居酒屋『渋谷きときと』を手がける株式会社HENRYが10月、創作料理と自然派ワインのバル酒場『渋谷ぴーくる』をオープン。代表取締役・横手和愛氏と、共同創業者であり『ぴーくる』の店長を務める坂野裕平氏に、新店の戦略とビジョンについて伺った。

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自然派ワインと本格創作料理で高単価を狙う『渋谷ぴーくる』

星の数ほどの飲食店がある中、独自色が光る店はやはり強い。2021年、渋谷に「ネオ海鮮割烹」という新たなジャンルを打ち出し、最高月商1,680万円を誇る繁盛店へと上り詰めた『渋谷きときと』が10月、再び動き出した。

店の場所は『きときと』と同ビルの1階

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カラフルなステンドグラスの高窓とネオンが光るグラフィックな外観が渋谷の街になじむ『渋谷ぴーくる』は、『きときと』を手がける株式会社HENRYの新業態だ。コンセプトは「創作料理と自然派ワイン」。わずか8坪の店内にカウンター10席と立ち飲み席を設け、コンパクトでカジュアルながらも、手間をかけた本格的な創作酒場料理と厳選した酒を幅広く提供する。

「ハコは大きくないですが、渋谷の路面店となれば賃料はそれなりに高い。高客単価を狙うためにもワイン⋯⋯とりわけトレンドに敏感な渋谷との親和性を考えて自然派ワインに着目しました」

同店および『きときと』両店で店長兼料理長を務める坂野裕平氏はそう語る。

坂野氏(左)と横手氏(右)の様子からも、社内の風通しの良さがうかがえる

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『ぴーくる』では、『きときと』の名物食材の一つ、A5ランクの氷見牛をローストビーフに仕立てて看板メニューに据えるほか、ブイヤーベースや馬刺し、林SPF豚の焼売など、親しみがありながらもどこか華のある料理を数多くラインナップ。昭和の大衆立ち飲み店でも、かしこまったワインビストロでもない、新感覚のバル酒場で新たなジャンルの開拓を狙う。

「富山県産 氷見牛のローストビーフ」(1,980円)(写真提供:株式会社HENRY)

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山本愛理

ライター: 山本愛理

フリーライター・エディター。WEBを中心に食にまつわる記事を執筆。 昔ながらの喫茶店から星付きレストランまで、美味しいものを通して幸せな時間を提供してくれる人の声と熱を届けるのが好き。空いた時間はもっぱらカフェ巡り。