連日予約で満席の恵比寿『284』。ナチュラルワイン“時間無制限飲み放題”で話題の和イタリアン
2024年10月にオープンした恵比寿『284(ニハチヨン)』。初月は住所非公開、ソムリエが厳選したイタリア産のナチュラルワインが3,278円で飲み放題になるなど、大胆な施策によって平日も予約で満席になる人気店に急成長を遂げた。現在の平均客単価は8,000~9,000円、月商800万円と順調に売上を伸ばしているという。
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運営は名古屋で8店舗を運営し、2023年に東京初進出を果たした株式会社Uliveto。今回は東京で勝ち抜く秘訣について同社エリアマネージャー・八田謙氏に話を伺った。
東京で流行る店を意識した店舗が名古屋で月商1,500万を超える人気店に
創作串揚げとおでんを楽しませる『串 ポロ衛門 本店』や焼き鳥とジビエの『ポロ助』など、名古屋では“ポログループ”の愛称で知られる株式会社Uliveto。「どの店舗に行っても料理がおいしい」、「サービスが心地よい」として人気を集めており、“薪焼き 和とイタリアンの融合”をコンセプトに掲げる『ポロノカクレガ』は最高月商1,500万円を叩き出す超繁盛店だ。
念願だった東京進出を果たしたのは2023年のこと。名古屋でヒットした、『串 ポロ衛門』業態での店舗展開を試みたが、思うように売上が伸びず苦戦を強いられた。すぐに名古屋と同じやり方ではダメだと切り替え、改めて東京のニーズやトレンドなどリサーチ。2024年7月8日、まずは地元・名古屋にロールモデル店舗となる先述の『ポロノカクレガ』をオープンさせた。同店が想像以上にヒットしたことを受け、同様に既存店『串 ポロ衛門 恵比寿店』のコンセプトを変更し、名前も装いも新たに『284』としてスタートを切った。
『284』は駅からやや距離があるにも関わらず、「いずれ認知されれば自然と広まるはず」と当初は住所非公開。狙い通り、偶然来店したインフルエンサーのSNS投稿をきっかけに一気に客数が倍増したという。
「恵比寿は東京の中でもワインや食に対する感度が高い人が多いエリアです。これだけ多くの店がある中で、単においしい料理とワインを提供しているだけでは、リピーターには繋がらないでしょう。僕たちが目指しているのは“記憶に残る店”。その仕掛けの一つが、店名の非公開やナチュラルワイン時間無制限飲み放題のシステムです」と八田氏。都内でも珍しい“ナチュラルワイン時間無制限飲み放題”に加え、ワンランク上の料理とサービスを提供したいと話す。
現在の客層は20~50代と幅広く、気心知れた友人との食事やデート、宴会と様々なシーンで使われている。
「嬉しかったのは、開店したばかりにもかかわらず、クリスマスのご予約がすぐに埋まったこと。バースデーなど“ハレの日”使いをしてくださる方も多く、『ここなら間違いない』というお客さまの期待に応えなくては、と気持ちが引き締まります」
