坪月商40万円の水道橋『陽食』。ワインが売れる令和時代の新たな「洋食店」とは
奇抜なスタイルの餃子専門店として8坪の規模で月商200万円を弾き出す東京・水道橋の『餃子世界東京』。その隣に2024年6月にオープンした『陽食』は令和時代の新洋食店を標榜するニュースタイルの飲食店だ。
同店を運営する密友合同会社代表の守屋直記氏と、『陽食』でシェフを務める田上陽平氏にその業態開発の狙いとポイントについてうかがった。
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令和時代にあった洋食店で新たな外食シーンを創出
かつてのご馳走の代名詞だった洋食。ハンバーグ、オムライス、ミートソース、ビーフシチューといった洋食メニューの代表格は、これまでに単体の外食商材としてさまざまに進化を遂げてきた。その一方で、「洋食店という業態そのものはあまり進化が見られない」と語るのは密友合同会社代表の守屋直記氏だ。
その観点から開発されたのが東京・水道橋の『陽食』。2024年6月にオープンした『陽食』は「洋食店の再構築」を業態開発のテーマにしているが、守屋氏はその狙いを次のように説明する。
「従来からある洋食店はレトロな佇まいや落ち着いた雰囲気が逆に新鮮に映り、若い世代にも支持されています。一方で、店構えやメニュー構成が似通っているお店も少なくありません。ビストロやバル、バールのように新たなスタイルの店が次々と登場する中で、令和時代に適応した新しい洋食店をつくり上げることで、新たな価値観の外食シーンを生み出したいと考えています」

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