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坪月商40万円の水道橋『陽食』。ワインが売れる令和時代の新たな「洋食店」とは

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ナチュラルワインを柱にしてアルコールメニューの品揃えを厚く

令和時代の新洋食店を標榜する『陽食』だが、そのメニュー構成はいわゆる洋食店のイメージとは大きく異なる。

フードメニューは700~2,400円というプライスレンジで14品。アルコールはメインアイテムのナチュラルワインの他、Beer、Tea、Whisky、cocktailなど7カテゴリ約30種を揃える

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フードメニューは単品で12品。メニュー表に記載していない商品も用意しているが、それを加えても約15品と商品数は少ない。名物は「厚切りポークジンジャーステーキ」(1,800円)と「とろとろオムレツのデミグラスオムライス」(1,800円)。メインディッシュに洋食らしいメニューを揃える一方、「アボカドのぬか漬け」(700円)や「いちごのブッラータチーズのサラダ」(1,800円)など前菜は創作性に富んだ料理がメニューに並んでいる。

名物メニューの「とろとろオムレツのデミグラスオムライス」(1,800円)

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また、従来の洋食店は食事がメインだが、『陽食』ではナチュラルワインを柱にしてアルコールメニューの品揃えを厚くしている点も特筆される。

ワインはボトル70~80種、グラス8~10種を用意し、中心価格帯はそれぞれ7,000~12,000円と1,300~1,700円。埼玉県所沢のお茶農園「増田園」の狭山茶を用いた「濃い緑茶ハイ」(800円)、トレンドドリンクとして注目されるクラフトコーラを使った「イヨシコークハイ」(1,000円)など、ワイン以外にもビール、ウイスキー、お茶ハイなど幅広いジャンルのアルコールメニューを用意している。

ナチュラルワインはグラス8~10種を常備。お客の好みや料理の相性を考慮し、田上氏がおすすめをチョイスする

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。