開業2か月目で月商1,350万円を達成。西新宿『ビストロリタ』の勝ち筋を徹底解剖
坪当たり月商は77.5万円。2022年3月にオープンし、今なお最高月商を更新し続ける東京・西新宿の大繁盛居酒屋が『酒場つむぎ堂 新宿店』だ。同店を運営する株式会社LINK STYLEは、2023年4月に『めしや ヒロキ倶楽部』、2024年4月に『酒場ひまり堂 恵比寿店』をオープン。年1店のペースで出店を重ね、いずれも月商1,000万円超えの繁盛ぶりを見せている。
その同社の最新店として2025年2月27日にオープンしたのが『ビストロリタ 新宿店』だ。店があるのは『酒場つむぎ堂』と同じ西新宿エリアにある外食店ビル地階。27坪68席とグループ最大の規模だが、3月にいきなり月商1,350万円を弾き出した。初の洋業態でも集客パワーを遺憾なく発揮している『ビストロリタ』。その業態開発のポイントと今後の出店戦略について同社代表の馬淵和也氏にうかがった。
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『酒場つむぎ堂』、『ビストロリタ』、新業態の3本柱で出店を加速
株式会社LINK STYLEにとって『ビストロリタ』は初の洋業態だが、代表の馬淵和也氏は「その成否は今後の成長戦略において特に重要度が高い」と言う。
同社は2025年3月末で東京都、埼玉県、千葉県に直営6店、業務委託1店を展開しており、中長期の事業目標として10年間で店数50店、売上高50億円を掲げている。そのために来期から出店ペースを年4~5店に加速する計画だが、「『酒場つむぎ堂』と『ビストロリタ』、さらに次に出店を予定している焼とり酒場の3本柱で出店を進めていきたい。だからこそ、『ビストロリタ』はスタートで躓くわけにはいかない」と馬淵氏は言う。
馬淵氏はそうした強い決意で『ビストロリタ』の開発に臨んだが、同店は想定を上回るスタートダッシュに成功する。27坪68席という店舗規模で3月の月商は1,350万円。『酒場つむぎ堂 新宿店』、『めしや ヒロキ倶楽部』、『酒場ひまり堂 恵比寿店』の既存3店はいずれも月商1,000万円を超えるが、オープン翌月の月商1,000万円超えは初の快挙だ。
