坪月商53万円の三軒茶屋『立ち飲みホルモン ひだまり』。三角地帯にない“たまり場作戦”で奏功
下北沢の『酒場たいよう』、三軒茶屋の『餐茶 (サンチャ)』、『大衆酒場ひので』を手がけるYOU-ME株式会社。2025年4月5日、同社初となる立ち飲み業態『立ち飲みホルモン ひだまり(以下、ひだまり)』を、三軒茶屋の三角地帯にオープンした。居酒屋激戦区への出店経緯や初の立ち飲み業態への挑戦などを、代表取締役の吉村俊貴氏に聞いた。
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目標は10年10店舗10業態。社員の未来と「三角地帯」への憧れから新規出店
1号店は下北沢の『酒場たいよう』(2022年12月オープン)。その後、三軒茶屋で『餐茶』(2023年11月オープン)、『大衆酒場ひので』(2024年7月オープン)と、スタッフが自転車で行き来できる距離感で店舗展開を進めてきた。そして4店舗目となる『ひだまり』は、三軒茶屋の三角地帯への出店だ。「憧れだった」その場所への挑戦には、特別な思いがある。
「本当は来年、下北沢で生ハム屋さんをやりたいと考えていたんです。でも、三角地帯の物件が出たと聞いて。ここは飲食人なら誰もが憧れる場所。やるしかない、と即決でしたね」と物件ありきでの出店だったと吉村氏は明かす。
この出店ラッシュの背景には「10年で10店舗10業態」という明確な目標がある。
「社員が7人いるんですが、彼らも30歳前後になり今後家族を養っていく立場にもなっていく。そう考えたときに、5年以内に彼らの平均年収を600万~700万円にしたいと考えたんです。そのためには、会社として成長し続けなければいけない。基本給を上げることも大事ですが、まずはインセンティブ制度を導入して、頑張りが報われる仕組みを作っています。月間目標を達成するごとに支給し、連続10回達成でさらに支給するなど、それがモチベーションにも繋がっていると思います」
自身の経験から、飲食業界でも夢のある給与体系を実現したいという強い意志が感じられる。

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