飲食店ドットコムのサービス

薪料理『091”』が渋谷で月商800万円の大ヒット! “学生お断り”戦略が社会人に刺さるワケ

LINEで送る
Pocket
follow us in feedly

メニューは季節ごとに変わる。写真は2025年夏のもの

画像を見る

季節ごとの絶品薪焼きメニュー! 遊び心が会話のスパイスに

『091”』と『284』のメニューはほぼ共通しており、季節ごとに変わるレシピ開発は本社がある名古屋のシェフが中心に行っている。

看板メニューは薪で焼き上げる「本日のお肉」。最上級の和牛の赤身をはじめ、厚切りの牛タンや金華豚、京鴨、蝦夷鹿などを100g単位で量り売りする。それぞれの肉はカット前の塊のままテーブルに出され、シェフが特徴や美味しさを解説。来店客は自ら部位を選び、食べる量を決められる体験は渋谷、恵比寿ともに好評だ。

渋谷、恵比寿ともに人気が高い「本日のお肉」(写真提供:株式会社Uliveto)

画像を見る

この他、旬の野菜を薪焼きでシンプルに味わう「薪焼きBBQオーガニック野菜」(979円)や、薪で焼くことでジャガイモの甘みを引き出した「薪焼きジャガイモの黒トリュフポテサラ」(968円)、新鮮なシャモを使用した「軍鶏せせり薪焼き炙り」(1,430円)など薪の特性を生かしたメニューも展開する。

薪で焼いた野菜をバーニャカウダソースで味わう「薪焼きBBQオーガニック野菜」

画像を見る

また、「ズワイガニと枝豆の無重力オムレツ」(1,958円)や「ステ☆ラおじさんの芋けんぴ」(572円)といったユニークな名称の料理も数多くそろえ、来店客の会話が弾む要素にもなっている。

「ズワイガニと枝豆の無重力オムレツ」はふわふわのメレンゲでつくるスフレタイプのオムレツ

画像を見る

最近では、ホテルのレストランで研鑽を積んだ呉氏もレシピ開発に参加。ジャンボマッシュルームにひき肉のタネを詰めて焼き上げる「おばけマッシュルームのゴルゴンゾーラグラタン」(1,056円)は呉氏が考案したメニューのひとつ。キノコの旨みと濃厚なゴルゴンゾーラのソースが絶妙に絡み合い、ワインとの相性も抜群だ。

呉さんがレシピ開発に加わった「おばけマッシュルームのゴルゴンゾーラグラタン」

画像を見る

ドリンクは同社所属のソムリエがセレクトしたナチュラルワイン(グラス660円〜、ボトル3,800円〜)をはじめ、ビール、サワー、ハイボール、焼酎、ウイスキーなど幅広く揃える。

ドリンクメニューの一部。グラスワインも赤・白・泡の常時7種類を用意する

画像を見る

渋谷では、果肉・果汁を丸ごと漬け込んだリキュールをソーダで割る「すりおろし果肉」シリーズ(各682円)が特に人気で、ワイン以外の需要の高さもうかがえる。

女性客が多い渋谷店では「すりおろし果肉サワー」が人気に

画像を見る

ソフトドリンクも含めた多彩なラインナップがそろっており、食事やシーンに応じて自由に楽しめる点も魅力だ。

ドリンクメニューにはお茶割や日本酒も含まれる

画像を見る
Pocket
follow us in feedly
飲食店ドットコム通信のメール購読はこちらから(会員登録/無料)
飲食店ドットコム ジャーナルの新着記事をお知らせします(毎週3回配信)
河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。