坪月商40万円を誇る串焼きビストロ『中野トング』。駅から徒歩10分でも高い集客力を誇る理由
季節メニューを投入し、リピーターの来店頻度を維持
定番メニューはフード、ドリンク共に開店当初から大きくは変わっていない。
看板メニューは、ベイシックス時代に培った技術をベースに、独自のアレンジを加えた「串焼き」(1本250円~)や、文字通りさまざまな野菜を豚バラ肉で巻いた「野菜巻串」(1本300円~)だ。
ほかにも、低温調理でしっとりと仕上げた豚タンを薄くスライスし、自家製ソースと合わせた「ねぎタンユッケ」(1,280円)や、肉汁たっぷり、ジューシーな「飲める焼売」(1個420円)、特製エスカルゴバターとカイエンペッパーで酒が進む「アンチョビキャベツ」などビストロらしい多彩なラインナップ。どのメニューも盛り付けの華やかさなど工夫が凝らされており、見た目の楽しさが会話を生み、食事の体験をより豊かにしているのも魅力だ。
さらにリピーターを飽きさせない戦略としてシーズンメニューも展開する。取材時(2025年10月)は、豚バラで焼きいもとモッツァレラチーズを巻き、削った栗をたっぷりとかけた「焼き芋と栗 モッツァレラ串」(500円)やバジルと4種類のチーズをトルティーヤで巻いた「ハニークワトロフォルマッジ串」(480円)、肝ソースで味わう「サンマの竜田揚げ」(1,280円)なども並んだ。
当初は店舗のInstagramアカウントは集客を目的に積極的に発信していたが、現在は主に、来店したお客にメニューを画像で見てもらうためのツールとして活用しているという。
ドリンクはビールをはじめ、サワー類やハイボール、ワインなどを揃えており、現在も「旬のフルーツスパークリング」(1,180円)は人気が高い。






