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『新宿一丁目たぬき』も好調! 売上50億円企業のStyLeが「超属人的経営」を貫くワケ

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お店の製麺機でつくる「〆の自家製麺」(980円)を打ち立て・切り立てで提供(写真提供:株式会社StyLe)

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求人サイトを見ない層にもアプローチ。Meta広告&社長YouTubeが生む好循環

また、地方店舗の採用においては、Meta広告(Instagram広告など)を活用。求人サイトを見ない層の日常に入り込み、同社の「有給買取(実質消化率100%)」などの好条件をアピールすることで、潜在層へアプローチしている。

これに加え、石川氏自身もYouTubeチャンネルやX(旧Twitter)での発信を1年ほど前から開始した。「時代が変わったのに、ただ『人が採れない』と嘆くのは経営者の怠慢」と考え、自らが広告塔となり会社のリアルな情報を発信している。

「動画を見てから応募してくれる方は、会社の理念や雰囲気を理解してくれているため、志望度やマッチングの精度が非常に高い」と石川氏は手応えを語る。さらに、社外へのアピールだけでなく、既存スタッフが動画を見ることで「うちの社長はこんなことを考えているんだ」「会社としてここを目指しているんだ」という理解が深まり、社内の士気向上にも繋がっているという。

ピリ辛な挽肉炒めを新鮮なピーマンにつめた「ガパオピーマン」(2個480円)など、メニューの2割ほどで面白さを取り入れ、お客を飽きさせない(写真提供:株式会社StyLe)

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「勝つ」からこそ「遊べる」。多店舗出店、海外展開やM&Aを同時進行予定

社名の「StyLe」には、明確な意味が込められている。「S」はSuccess(成功・勝利)、「L」はLark(遊び・ふざける)だ。

「仕事は人生の大半を占めるものですから、遊びのように夢中になれるものであってほしい。しかし、それを実現するためには、まずビジネスとして『勝つ(利益を出す)』ことが土台になります。勝つからこそ、給与や環境に還元でき、心から仕事を楽しめる余裕が生まれる。この循環を作ることが私の役割です」

『新宿一丁目たぬき』も、まさにその勝つためのモデルの一つだ。高品質な料理を低価格で提供するために原価をかけつつも、DXなどで利益を確保し、スタッフに還元する。今後は、1業態で100~200店舗規模の展開を目指すブランド構築と、海外展開、そして継続的なM&Aを同時に進めていく計画だという。

属人による「熱量」と、企業としての「規模感」。この両輪を回しながら、株式会社StyLeは飲食業界の新たな可能性を切り拓いていくのだろう。

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『新宿一丁目たぬき』
住所/東京都新宿区新宿1-9-3 NBKビル1F
電話番号/03-5315-4217
営業時間/月~金15:00~23:30(フードL.O.22:45、ドリンクL.O.23:00)、土日祝15:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
定休日/不定休
坪・席数/25坪・52席
https://stylegroup.co.jp/

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中森りほ

ライター: 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経て2017年よりフリーライター&編集者として活躍。『食べログマガジン』『Web LEON』『Numero.jp』などで、グルメや旅記事を執筆中。