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なぜ朝7時から満席に? 高円寺『朝から居酒屋 陽のうえ』から学ぶニッチ需要の掴み方

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『朝から居酒屋 陽のうえ』オーナーの有田久徳氏(右)と、妻で店長の有田なおみ氏(左)。久徳氏はお笑いコンビ「ダンサブル」としても活動中

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JR高円寺駅から徒歩3分。駅前の「純情商店街」を入ってすぐの路地を左に折れると、老舗ラーメン店『太陽』が視界に入る。その3階に店を構えるのが、朝7時から営業している『朝から居酒屋 陽のうえ』だ。居酒屋でありながら早朝営業という型破りな同店だが、平日でも朝から席が埋まるなど人気を集めている。

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同店オーナーであり、深夜番組「タモリ倶楽部」の人気コーナー「空耳アワー」で“尻男優”としても活躍したお笑い芸人のダンサブル・有田久徳氏と、その妻の有田なおみ氏に、『陽のうえ』の朝活戦略について話を聞いた。

朝7時から満席! 女性や年配の1人客も

昼時、多くの人が行き交う高円寺・純情商店街。大通りから路地に入り、1階に老舗ラーメン店『太陽』が店を構えるビルの階段を上がって3階のドアを開けると、まだ日が高いにもかかわらず多くの酔客でいっぱいになった店内が目に入る。営業時間が朝の7時から夕方17時までというこの店では、いつも通りの光景だ。『太陽』の上に位置することから店名は『朝から居酒屋 陽のうえ』。店長の有田なおみ氏によると、客層は若者から60歳以上の年配客、女性の1人客までと幅広く、1人客でカウンターが埋まる日も珍しくないという。

「朝の時間帯は、3分の1ぐらいは夜のお仕事の方。他にはこのために目覚まし時計をかけて来られるような方も多いですね。平日休みの方やリタイアされた年代の方、会社をさぼってきちゃった方とか。カウンターで朝7時からしっぽり飲まれている方もいます。女性が従業員の大衆居酒屋なので、1人で飲みに来る女性の方も多いですね」(なおみ氏)

土日は朝から28席が満席になるという同店。コンセプトは店名通り、「朝から飲める」ことだ。高円寺で駄菓子バー『BJ Bar』や居酒屋『小粋』も運営する同店オーナーの有田久徳氏は、「朝から飲める喫茶店」ではなく、あくまで「朝から飲める大衆居酒屋」であることを大事にしていると語り、その思いが伝わっている手応えを明かした。

「『朝はコーヒーだけ飲みたい』というお客さまももちろんありがたいですが、やっぱり大衆居酒屋なので、『朝から飲めちゃう喫茶店』とはしない。大衆居酒屋が朝にオープンしているんだ、という思いを大事にしています」(久徳氏)

『朝から居酒屋 陽のうえ』の店内。自然光が差し込み明るい

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河鰭悠太郎

ライター: 河鰭悠太郎

食とエンタメのフリーライター。業界紙、一般情報誌、エンタメニュース編集部などを経て2017年に独立。現在はフリーランスとして取材、執筆、撮影、校正まで手掛ける。ラーメン取材の経験が豊富で、現在も定期的にラーメン店の仕込みを取材。ラーメンとタイ料理好き。趣味はラーメン作りとムエタイ。