西麻布『EUREKA!』が考える唯一無二の日本酒体験とは? 千葉麻里絵さんに聞く最先端ペアリング
日本酒との相性を極めた個性的な料理たち
メニューは季節ごとに変わり、常時30〜40種類ほど。現在、日本酒の普及のため世界中を飛び回る千葉さんが海外で出会ったローカルフードをベースに、スタッフとともに考案した、いずれも日本酒との相性を極めた個性的なひと皿だ。合わせる日本酒は、マイナス5度で熟成が可能な氷温冷蔵庫を設置し、管理を徹底的に行っている。
たとえば、台湾の生胡椒とレモンバームを潜ませたエスニックな味わいの「甘エビとライチのタルタル」(2,000円) は、京都の「Gekkeikan Studio」で造られた「no2.1」とぺアリング。桃やパイナップル、ココナッツミルクなどカクテルのような香りがする、濃密な旨味ととろりとした舌ざわりの一杯だ。
また、「EUREKA!の肉じゃが」(2,500円)は、出汁醤油に漬けて焼いたステーキ。玉ねぎ、じゃがいもなど付け合わせとともに口に入れると、肉じゃがの味わいが生まれる。テロワール重視の酒造りをする栃木の「仙禽(せんきん)」と千葉さんがコラボレーションした日本酒を合わせる。バーボンウイスキーの樽で寝かせたお酒2種類を理想の味に近づくようにブレンドしたものだ。
そして、この店の看板料理、半熟の煮卵の上からイカスミのマヨネーズソースをかけた「うふマヨ」(700円)は、イカスミに黒ニンニクを入れ、 味付け液で煮卵にしてスモークをかける。岩手県・遠野で造られている「権化 PEAT」との相性が抜群で、ピート香、スモーク香、キノコや腐葉土など香りの複雑味が魅力だ。
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うちはSPICE✖SAKEをコンセプトにしてますが千葉さんの記事も勉強になりました!