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恵比寿『粋』、月商1,300万円の理由。35歳オーナーが導き出した「単価6,000円」の空白地帯

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「粋 恵比寿店」のメインフロア。開店後3か月は楊氏も自ら現場に立った(写真提供:株式会社タイムエース)

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「料理が上手いだけでは流行らない」特級厨師の父から学んだ経営のリアル

「『粋』を軸にしながら、新業態も増やしていく。昨年から『5年で30店舗体制』を目標に掲げています」と語る楊氏。この急成長を支える最大の課題は、やはり「人材リソースの確保」だ。数ある採用媒体の中でも、楊氏が信頼を寄せるのが『求人飲食店ドットコム』である。

「『求人飲食店ドットコム』には、飲食に“本気で向き合っている”経験者が多いのが特徴です。ただ作業をこなすだけでない、当社のビジョンとマッチする人材とつながり、大きな相乗効果をもたらしてくれると期待しています」

楊氏が「本気度」にこだわるのには、彼自身のルーツが関係している。12歳で中国から来日した楊氏の実家は、神奈川の中華料理店。父は母国で中国料理調理師の最高位「特級厨師」の称号を持つほどの腕前だったが、店は決して繁盛しているとは言えなかった。

「料理の腕が一流でも、立地やアピールの仕方が悪ければダメなのか?」

10代で抱いたその強烈な原体験が、のちに都内の飲食店を渡り歩き、独学で経営を学ぶ原動力となった。

美食の数々。自社の宣材写真は「3か月待ち」のカメラマンに依頼するほどクオリティにこだわる(写真提供:株式会社タイムエース)

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「泥臭く攻める」をモットーとするオーナーの楊氏。最後に、飲食業界で高みを目指す求職者へ向けて、熱いメッセージを送ってくれた。

「飲食業界の未来は決して楽観視できません。本気で取り組む人間だけが生き残る世界です。しかし、昔のように『シャリ炊き3年・握り8年』といった理不尽な下積みはもう必要ありません。本気で2、3年経営視点を持って頑張れば、必ず結果が出ます。当社には、年収500万円以上を稼ぐ20代の店長もいます。外国人の私でも、日本でここまでやれたんですから、チャンスは誰にでもありますよ(笑)」

緻密な計算と、泥臭いまでの情熱。若きオーナーの骨太な経営哲学は、これからも同社の快進撃を支えていくに違いない。

『粋 恵比寿店』
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-13-2サンキビル2F
電話番号/03-6416-3453
営業時間/16:00~23:30(フードL.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日/なし
坪・席数/30坪・47席(カウンター7席、テーブル40席)
https://gen4310.gorp.jp/

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小林智明

ライター: 小林智明

埼玉県出身。情報誌の編集プロダクションを経て、2006年にライターとして独立。食、旅、スポーツ、エンタメなど多岐にわたり取材・執筆活動を展開中。グルメ取材はラーメン店を中心に計500軒を突破。好きなお酒は辛口純米酒。