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本当に予約できる!? Googleアシスタントで予約して『スシロー』に行ってみた

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駅から少し歩いたところにある『SUSHIRO 五反田店』

5月13日、回転ずしチェーン『スシロー』を運営する株式会社あきんどスシローが、「Google アシスタント」を活用した来店予約の受付を開始した。なんでもスマートフォンに話しかけるだけで、店の予約ができるという。

これまでも『スシロー』は、ICタグで皿を管理するなど、テクノロジーの導入に力を入れてきた。今回、「Google アシスタント」を活用したことでどのような効果がもたらされているのだろうか。それを確かめるべく、「Google アシスタント」を使って『SUSHIRO 五反田店』を予約し、実際に足を運んでみた。

スマホにつぶやくだけで予約可能

まずは「Google アシスタント」を起動して「OK Google、スシロー予約」とつぶやく。スマートフォンがiPhoneでも「Google アシスタント」のアプリをあらかじめ入れてSiriと連携させておけば、ホームボタンを長押しするだけで起動する。

「OK Google、スシロー予約」と話しかけると表示される画面

「OK Google、スシロー予約」とつぶやくと、目的を尋ねる画面が表示されるので「来店予約」とつぶやく。すると、近くにある『スシロー』の店舗を自動で表示してくれる。

待ち時間も分かるので利便性が高い

自宅から一番近くの『SUSHIRO 五反田店』を予約しようとすると、ちょうど夕食時だったので待ち時間は65分もある。予約し、1時間後に店を訪れることにした。

Googleアシスタントで無事予約完了

いざ、予約店舗へ!

店に到着したのは予約から80分後。呼び出しの目安時間である約65分を過ぎてしまった。店内に入ると、平日の夜なのに長蛇の列。普段あまり足を運ぶことがなかったが、今さらながらに『スシロー』の人気を思い知らされた。

ベンチは人が満員で、階段に立って並んでいる人もいる

来店したら、店頭にある機械でチェックインを行う。目安時間を過ぎていたのですぐに入店できるものと思っていたが、店頭のモニターには「待ち時間 約15分」と表示される。どうやら目安時間通りに入店できるわけではないようだ。一人で店頭の機器などを撮影しながら、並んでいる人たちからの冷たい視線を感じつつしばし待った。

予約時に取得したお客様番号を入力し、チェックイン

順番が呼ばれ、お待ちかねの実食

15分ほど経つと店内のアナウンスで番号が呼ばれたので席まで案内してもらう。もっと前から並んでいる客が大勢いたので、予約のありがたみをひしひしと感じた。

ファミリー仕様のボックス席を一人で贅沢に使えた

一人で予約をしたため予約画面にはカウンター席とあったが、通されたのはボックス席だった。カメラで撮影していても他人の目が気にならないのでありがたい。タッチパネルから早速注文をすると、「商品は、専用レーンよりご提供させて頂きます」との表示が表れる。

専用レーンとは一体どんなものなのだろうか

しばらくするとモニターから「ピロリロリーン」という音がして、「商品が到着しました」とアナウンスが。あちこちで商品の到着音が鳴っていて、ちょっとパチンコ店っぽい雰囲気もする。

レーンは2段に分かれていて、上段は注文した商品が届くレールで、下段は寿司やわさび、塩などが流れている。この仕組みだと、自分が注文した寿司をほかの人が間違えて取ってしまったというような間違いが起こりにくい。とても合理的に感じる。

商品が到着するとモニターにも表示されるため、取り忘れることはない

ただ、筆者は隣の人が注文した寿司を見て、つられて頼んだりすることがよくある。そういう偶発的なニーズが生まれないのは少し寂しくも感じた。

商品の値段は全部120円(税込)で、特に「光りもの3貫盛」のコスパがすごい! イワシとアジとコハダだったが、一貫あたりなんと40円という驚きの値段だ。味も美味しく、カウンターの寿司店と遜色ない。

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西尾悠希

ライター: 西尾悠希

これまでグルメ系情報誌やカフェのムック本、グルメ系サイトなど、飲食系メディアに数多く編集やライティングで携わる。料理が趣味で、フードアナリストやフードコーディネーターの資格も取得。お酒を飲むのも好きで、休日には三軒茶屋や学芸大学の飲食店をよく開拓している。