ニュースレターの購読はこちらから(無料)
Foodist Mediaの新着記事をお知らせします(毎週2回配信)
※お申し込みの前に、個人情報の取扱いについてご確認いただき、同意の上お申し込みください。
powered by 飲食店.COM ログイン

飲食店の新しいカタチ! 「ゴーストレストラン」の仕組みやメリットをおさらい

LINEで送る
Pocket
follow us in feedly

画像素材:PIXTA

実際の店舗を持たず、シェアキッチンなどで調理を行い、デリバリーを中心に営業するレストラン「ゴーストレストラン」が日本でも広がりつつある。飲食店の開業を検討している人の中には、まずはゴーストレストランを開業し、その後、実店舗をオープンしようと考えている人もいるだろう。ここでは、ゴーストレストランの仕組みやメリットを改めて紹介していきたい。

【この記事にも注目】飲食店のデリバリーって本当に儲かるの? 「UberEATS」利用店が語るリアル事情

ゴーストレストランの仕組みやメリットは?

デリバリーによる販売が中心のゴーストレストラン。実際に店舗を持たず、シェアキッチンなどを間借りして調理を行い、デリバリーサービスを行うサイトやアプリを介して注文を受け、配達するシステムだ。

一番のメリットは、初期費用が抑えられること。通常、新規で店を立ち上げる場合、設備投資などを含めて数百万円から一千万円程度の費用がかかってしまう。一方、ゴーストレストランの場合、シェアキッチンなどの利用料や手続きなどを含めて、安ければ数十万円程度で開業することも可能だ。これは、初期費用の投資が回収できず、開業から数年以内に閉店してしまう店舗が多いことを考えると大きなメリットだといえる。また、複数の店舗がシェアキッチンを共同で利用することで、店舗同士の交流や新しいイノベーションを生み出すことも期待できる。

一方、シェアキッチンでは、限られたスペースを利用しなければならないため、スペースを有効に活用する、ほかの店とスペースを分け合うなど、さまざまな工夫が必要となる。

画像素材:PIXTA

ゴーストレストランが増えているのはなぜ?

ゴーストレストランの出店が増えている背景には、どのような理由があるのだろうか?

■デリバリー代行サービスの普及
2016年に日本でもサービスを開始した「Uber Eats」のほかにも、「出前館」や「楽天デリバリー」といった、デリバリー代行サービスが増えている。かつては、宅配ピザや宅配寿司のように、デリバリーする人員を店舗側が用意しなければならなかった。しかし、デリバリーを代行するサービスが誕生したことで、デリバリーのコストが大幅に下がり、新たなスタイルの普及を牽引している。

■日本に根付く出前や仕出しの文化
ゴーストレストランと聞くと、新しいスタイルのようにも感じられるが、日本でも出前や仕出しといった飲食業の形態は古くから存在していたことを忘れてはならない。出前や仕出し文化があったからこそ、ゴーストレストランのようなスタイルもすんなりと受け入れられているのではないだろうか。

画像素材:PIXTA

人気のゴーストレストラン&シェアキッチン

数あるゴーストレストランの中でも、パイオニア的存在として人気を集める有名店と、9つの店舗が営業するシェアキッチンを紹介する。

■日本のゴーストレストランのパイオニア『6curry』
恵比寿のキッチンスペースを拠点に営業する『6Curry』。コンパクトなカップに、新鮮な野菜とカレーを詰め込んだスタイルは、見た目もかわいらしく人気を集めている。通常は、恵比寿や広尾・目黒や白金周辺に限ってデリバリーを行う。新しい産業のブランディングやPRを仕掛けるクリエイティブ集団「NEWPEACE」による運営のため、ゴーストレストランという取り組み自体も注目を集めている。最近は会員制の実店舗『6curryKITCHEN』も運営中。

■シェア型クラウドキッチン『Kitchen BASE』
中目黒にある『Kitchen BASE』は、4つのキッチンスペースに区切られたシェアキッチン。これらのスペースを、営業時間などを変えながら、現在9つの店舗がデリバリーによるゴーストレストランとして営業をしている。複数の店舗が同時に営業をしていることで、食を通じたコミュニティ育成にも役立っている。

都市部を中心に、デリバリー代行サービスは広がりつつあり、シェアキッチンの数が増えて行けば、ゴーストレストランもさらに増えることだろう。飲食業の新しいスタイルの変化を、今後も注目していきたい。

Pocket
follow us in feedly

Foodist Mediaをフォローして最新記事をチェック!

ニュースレターの購読はこちらから(無料)
Foodist Mediaの新着記事をお知らせします(毎週2回配信)
※お申し込みの前に、個人情報の取扱いについてご確認いただき、同意の上お申し込みください。
[PR]
熊本憲一

About 熊本憲一

出版社時代に、グルメガイドやレシピ本などの取材・編集を多数経験。フリーランスとして独立後は、撮影も行う取材ライター、編集者・Webディレクターとして活動中。現在は、企業の広報やPR、コンテンツディレクションを行うほか、自身も飲食店での調理・接客経験あり。