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飲食店のインバウンド対策、5割超が「未対応」。テーブルチェックが調査

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キャッシュレス対応がインバウンド客の来店きっかけに。最大の障害は言語の壁

これまで実施した中で効果があったインバウンド対策については、「外国語表記・写真付きメニューを用意した」が18.9%でトップ。次いで、「クレジットカード決済に対応した」が16.1%、「中国系決済に対応した」が8.6%で、決済手段の多様化が、キャッシュレス指向の強いインバウンド客に対する呼び水となっているようだ。

最も効果があったインバウンド対策は「外国語表記・写真付きメニューを用意した」で全体の18.9%

一方で、未だ課題となっているのが接客や予約時の「言語の壁」。全体の半数におよぶ48.5%が「接客時の外国語でのコミュニケーション」に、30.2%が「外国語での電話受付」に課題を抱えていることがわかった。

やはり「言語の壁」が課題のようだ

観光庁が実施した調査でも、インバウンド客が旅行中最も困ったこととして「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」をあげており、インバウンド客・飲食店双方にとって言語の壁が大きな障害となっているようだ。

2020年夏に向け、ますますの増加が見込まれるインバウンド客。飲食店がこの機会を逃さずよりスムーズにサービスを提供するためには、言語など接客においての課題を解決すると同時に、キャッシュレス化などインバウンド客の受入環境整備を早急に進める必要があるといえる。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。