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飲食店の集客に“効く”インスタ活用法とは。「インスタグラムアカデミー」参加レポ

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リアルなInstagram活用事例を紹介

続いて、Instagramを新規顧客獲得や既存のお客様とのコミュニケーションツールとして有効活用している事例を『FOOD STAND magali Kamakura』の吉田みどり氏と、『ウルトラチョップ』『Gyoza Bar Chaozu』を運営する尾崎華絵氏が紹介してくれた。

■日々のバラエティ豊かな投稿で、お客とのつながりを強化
吉田氏はInstagramに毎日投稿することで集客と販売促進につなげていると話す。ポイントは投稿内容を曜日ごとに変えること。例えば『FOOD STAND magali Kamakura』のInstagramでは「週のはじめには週替わりメニューを投稿」、「週の半ばにはオリジナルドレッシングを購入してくれた方の感想を投稿」など投稿内容をバラエティ豊かなものにしている。こうすることで、お客様に投稿内容を楽しんでもらうことができ、またお客様と店のつながりも強化されるのだという。

「オリジナルドレッシングを開発した際には、販売促進用のショートムービーを作成しました。そのリールはトップにピン留めして、店のInstagramを訪れてくれた全ての方の目に留まるよう工夫しています。プロフィール欄にはオンラインストアのリンクを貼り付け、購入への導線も作りました」

日々の投稿では新規顧客用にハッシュタグを活用しているという吉田氏。海外のショップやブランドの投稿を参考にし、遠方の方が思わず訪れてみたくなるように「鎌倉のローカルな街並みや雰囲気」が伝わるよう心掛けていると話す。

販促中の動画はトップにピン留め。プロフィール欄にはオンラインストアのリンクも

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■ストーリーズなら消す手間なし。リアルタイムな店舗情報を発信
尾崎氏はInstagramのストーリーズ機能を重点的に活用しているそう。その日の営業時間や空席情報など、リアルタイムで伝えたいことを載せることでお客様に店舗の「今」を伝えているという。ストーリーズ機能では投稿した内容が24時間で自動的に消えるため、消す手間がないことも仕事の効率化につながっているようだ。さらに尾崎氏は、予約機能も業務の効率化に大いに貢献していると話す。

「飲食店では営業時間中、常に忙しい状態が続くため、電話予約を減らすことは大幅な手間の削減につながります。お客様も店舗の営業時間を気にせず24時間予約できるため、今までよりも気軽に予約をしていただけるようになりました」

また、尾崎氏はハッシュタグを新規顧客向けとしてだけではなく、既存顧客とのつながりにも活用していると話す。もちろん店名を入れたハッシュタグの投稿が拡散されれば、新規顧客へのアピールも期待できる。

ストーリーズには主に空席情報、ハイライトには新作メニューやイベント告知などを掲載しているという尾崎氏

見て楽しく、使って便利なInstagram。飲食店の集客策として活用しない手はない

今回紹介した、レストラン予約機能や地図検索機能のほか、リールやストーリーズといった動画機能など、Instagramには飲食店が効率的な顧客獲得に活用できる機能が多く存在する。吉田氏や尾崎氏の事例も参考に、Instagramをたくさんのお客様との出会いの架け橋として活用してもらいたい。

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支倉律花

ライター: 支倉律花

教員として学校に勤務しながら、グルメ・エンタメなど複数のWebメディアで記事の執筆を行う。現在はフリーランスのライターとして、教育・医療系媒体を中心に取材・執筆を担当。映画館に週4で通うのが趣味。