Z世代は飲食店を探すとき何を使う? 有力なのはGoogleマップ、SNS、グルメサイト
AI店舗支援SaaS「口コミコム」を運営する株式会社movが、約1,000名を対象に口コミに関する消費者向けアンケート調査を実施。今回は、このアンケート調査の結果をもとに、飲食店を検索するときにどのようなツールを使っているのかを紹介する。
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飲食店探しにはグルメサイトとGoogleマップが有力な情報源
AI店舗支援SaaS「口コミコム」を運営する株式会社movが、世代別人口構成比率に合わせ、男女計996人を対象にアンケート調査を実施。お店を検索する際に使うツールとしては、Googleなどの検索エンジンがトップとなり、次いでGoogleマップなどの地図サービスという結果になった。
ただし飲食店に限ってみると、「行きたい飲食店」を探す際にチェックする情報源としては、「食べログ」「Retty」「ぐるなび」といったグルメサイトがトップで、続いてGoogleマップとなっている。
全体的に見ると、グルメサイトは飲食店探しの有力な情報源となっており、いまだ影響力は大きいようだ。しかし、世代によって傾向の差が見られる。
10代後半から20代前半のいわゆるZ世代にあたる人たちは、Googleマップが最も使う情報源で、次いでグルメサイトとなっている。「Z世代はググらない」と言われることもあるが、飲食店検索ではGoogleマップの利用が比較的多いことがわかった。
ただし30代以上になると、グルメサイトが最も使う情報源で、Googleマップが2位となる。20代も含めグルメサイトとGoogleマップで40〜50%を占めており、この2つが飲食店探しで有力な情報源だということは疑いないだろう。
口コミを読むことで来店行動の変化も
今回の調査からは、グルメサイトとGoogleマップに次いで「知人からの紹介」も多いことがわかる。「知人からの紹介」はどの年代でも3位となっており、信頼できる人からの情報も重要だといえる。
また、飲食店を探す際は、口コミも重要な判断材料だ。口コミを読んだことで行動が変わるかという質問については、全世代で67.2%、Z世代で70.8%となっている。
Z世代だからといってほかの世代と大きな差があるわけでもなく、世代が上がるほど「知人からの紹介」の割合も増えていることから、どの世代においても口コミなど実際に体験した人の情報を信頼していると考えられる。ただし口コミを普段から参考にしている人の割合や、口コミを普段から書いている人の割合は、Z世代の方がやや多い。Z世代はデジタルネイティブでもあり、ほかの世代よりもデジタルに対しての抵抗感がないということも考えられるだろう。
そのため、現在のZ世代がさらに上の世代になったときには、今よりも口コミを重視したり、書き込んだりする割合が増えることが予想される。飲食店探しのツールが変わったとしても、口コミは重要な情報源となるだろう。飲食店は信頼される店舗運営をしていくことが求められる。
