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茅場町『HOPPERS』が連日満席! 「楽しさ」を追求したモダンスリランカで成功

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『HOPPERS』店主の伊藤一城氏

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パイオニアとしてスパイス料理の新たな可能性を広げ、多くの人を魅了している押上の『スパイスカフェ』。2021年12月、オーナーの伊藤一城氏は次なる展開として茅場町に『HOPPERS(ホッパーズ)』をオープンした。2号店のコンセプトは、モダンスリランカ料理。決して知名度が高いとは言い難いスリランカ料理を打ち出した理由や店づくりについて、伊藤氏に聞いた。

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押上の行列店『スパイスカフェ』開業から約20年、機が熟したタイミングで2号店を出店

店主の伊藤一城氏は2003年に地元の押上で『スパイスカフェ』を開業。インドやスリランカなど本場で学んだスパイス使いを駆使し、なかでも夜に提供している計7皿のスパイス料理で構成したコースとワインペアリングという独自性が食通に支持され、人気店となった。

当然、さまざまな企業から2号店の出店依頼があったそうだが、当初は伊藤氏自身が厨房に立っていて他のスタッフに任せられる状況ではなかったことや、商業施設のテナントだと画一的な店になってしまうことなどを理由に断っていたという。開業から20年近く経ち、厨房から離れてレシピ開発や料理教室なども手掛けながら、店全体を俯瞰で見る立場になったタイミングでもたらされたのが、平和不動産からの出店依頼だった。

平和不動産がその頃から推進していたのが、“日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト”。2020年頃から新しい複数の飲食店や宿泊施設を開業し、フレンチレストラン『Neki』やパティスリー『ease』などを誘致してきた。

「単に“出店をしてほしい”というだけではなく、この地域を今後どうしていきたいのかという考えを語ってくれました。それに他に誘致されたお店がどれも魅力的でしたし、押上とはまったく違う雰囲気の街でやってみたい、という思いもありました」

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難波美枝

ライター: 難波美枝

ライター・エディター。プロ向けのフランス料理専門誌の編集部におよそ10年在籍した後、フリーランスに。料理雑誌やワイン専門誌、Webなどで星つきレストランからビストロ、バルまで、幅広く取材。